mixiユーザー(id:1206915)

2015年11月23日02:20

289 view

読経の最中に吹き出しそうになった

今日はホリキの七回忌

ホリキと言う人物は、オレが最初に入り損ねた会社の先輩であり
そこの社長、リリック・パフェさんの部下

2009年12月脳梗塞で45歳の若さでこの世を去った友人である



その七回忌法要の読経の最中、
お経に「十万億土」だかなんだかものすごい数字が出て
「ああ、仏教の数字っていったら上限きりがないよな・・・」
と思ったら連想で「五劫の擦り切れ」が頭の中に浮いた

五劫の擦り切れというのは、落語「寿限無」のワンフレーズ
和尚さんによれば「天女が三千年に一度、天から下界におりてきて、衣(ころも)で大きな岩をひらりとなでる。三千年に一度またおりてきて、ひらり。三千年に一度、ひらり。そしてこの岩がすりきれてなくなってしまうのを一劫(いっこう)という。五劫だからその5倍。何千、何億(おく)、何兆(ちょう)年とはてしなくつづくところがおめでたい」


そこからちょっと頭の中で「寿限無」をおさらいしてみた

大工の八五郎にかわいい男の子が生まれ、七日たつのでそろそろ名前をつけようとするが、どんな名前がいいかわからない。
そこで、物知りなお寺の和尚さんに名づけ親になってもらうことにした。

おめでたい、長生きするようないい名前を考えてもらいたいと言われた和尚さん、
「では、経文の中に『寿限無』というのがあるがどうじゃ」と言いました。「寿限無」とは、「寿(ことぶき)限(かぎ)り無(な)し」、つまり「おめでたいことがずっとつづく。死ぬことがない」という意味です。

よろこんだ八五郎が「まだほかにありませんか」と言うと、和尚さんは「五劫(ごこう)のすり切れ」というのがあると言いました。
「天女が三千年に一度、天から下界におりてきて、衣(ころも)で大きな岩をひらりとなでる。三千年に一度またおりてきて、ひらり。三千年に一度、ひらり。そしてこの岩がすりきれてなくなってしまうのを一劫(いっこう)という。五劫だからその5倍。何千、何億、何兆年とはてしなくつづくところがおめでたい」と和尚さん。

「いいね。めでたいね。まだほかにありますか」とよろこぶ八五郎。
すると和尚さん、「海砂利水魚」というのがあると言います。
「海砂利は海の砂、水魚は海の魚。とってもとってもとりつくせないというところが、はてしがなくておめでたい」。

よろこんだ八五郎に「まだほかにありますか」と聞かれ、「水行末(すいぎょうまつ)、雲来末(うんらいまつ)、風来末(ふうらいまつ)。水の行く末、雲の行く末、風の行く末。どこまでおっかけてもはてしがないところがおめでたい」。
まだほかにあるかと聞かれ、「食う寝るところに住むところ」。
これは人間が生きていく上で必要なもの。

まだほかにと聞かれ、「やぶらこうじのぶらこうじ」。
「やぶらこうじという木があってな。春、若葉を生じ、夏、花がさき、秋に赤き実をそえて、冬に霜をもしのぐという、まことにおめでたい木だな」。

まだほかにと聞かれ、「昔の唐の国にパイポという国があった。そこにシューリンガンという王様とグーリンダイというお妃様がいて、二人のあいだにポンポコピーとポンポコナーというお姫様が生まれ、みんな長生きをしたとつたえられる。
そしてもう一つ。“長く久(ひさ)しい命”と書いて長久命(ちょうきゅうめい)というのはどうじゃ」
更に最後に「わしが親になったら、“長く助ける”と書いて長助とつけるがな」と言いました。

八五郎さん「じゃあそれ頂きます」と喜んで家に帰り子供を「長助」と名付けました。


「前半の能書き無しかよ!」とセルフ突っ込みをして危うく吹き出しそうになった
12 4

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2015年11月>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     

最近の日記

もっと見る