蒼穹のファフナー1期(26話)、前日譚「RIGHT OF LEFT」、劇場版「HEAVEN AND EARTH」、2期「EXODUS(現在放送されてる21話まで)」見終わったので感想を。
・あらすじ
そもそも何故今の今まで視聴するのを躊躇っていたかというと単純にキャラデザを見たときに「なんだこのSEED」と思って"なんとなく"で避けていたんです。
ですがキャラデザ担当が一緒なので似てるのは当然だし、それを言うならスクライドとかもそうだし作品の面白さには関係ないだろうということで見ることに。(というかむしろ1話見たときは内容的にSEEDよりもエヴァっぽいなって感じがしたw)
この作品の魅力は敵との戦闘は勿論、ファフナーに乗るだけでも身体が蝕まれるという過酷な状況下でも運命に抗い続ける子供達の力強さ、そしてそんな子供達を支える大人達の苦悩や温かさといったところでしょうか。
時折挟まれる日常描写も絶望感を際立たせるのに一役買っていたと思う。絶望と希望の対比は見所の一つですね。
ロボットアニメというよりも人間ドラマの方が焦点当てられてるアニメかもしれない。
いつ誰が死ぬかわからないのでハラハラして見れるっていうのもこの作品の魅力かな。
見ているうちにキャラにも愛着湧いてくるから、中盤以降は「頼むから死なないでくれ」とドキドキしながら見てましたw
序盤の方はイマイチ世界観が掴めず物語に入り込めなかったんですが、1クール終わるぐらいからエンジンかかってきたかなという印象。
後半はかなり盛り上がったし、グッとくるような台詞も多かったように思う。「フェストゥムは・・・泣かない」のとこは泣いた(ノд`)
何やら調べて見ると後半(16話以降)は脚本家が変わって、冲方丁さんになったとか?印象的なやり取りが増えたように感じたのはそのせいなのかも。
最初は完全に謎の敵だったフェストゥムもその正体がわかってきて面白いなぁと。
単純な敵というわけではないので、ここから2期に向けてどう展開させていくのかも楽しみ。
キャラで好きなのはカノンかな。思い悩むのはみんなそうだけど、命令でしか動けなかったカノンが徐々に心を開いていくのがよかった。
不器用だけど根は優しいカノンが素敵だったね。
あとパイロットモードのときの真矢。普段とのギャップがいいw
そして忘れてはいけないのは音楽!
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団という仰々しい名前のオーケストラが演奏を担当しているんですが、これがまた作品を盛り上げてくれるんですよね。
OP「Shangri-La」は見たことない人でも知ってる人が多いんじゃないでしょうか。これまた名曲ですねぇ。
ここまでが1期見た直後に書いた感想。
ここから2期のエクゾダスの感想を少し。
自分は続けて見たので特に何も思いませんでしたが、放送時に順番に見てる人からしたら実に10年振りなんですよねw(劇場版見た人でも5年振り)
単純に戦闘シーンだけ見ても動きが1期と段違いで技術の進歩を感じるw
2期では一騎達がひとまず前線を引いたのでホッとしたのも束の間、新しく入ったパイロット達が同化の代償に襲われたり、後半で一気に人がやられたり・・・。
2期のOPも好き!7話のラストで流れた時はテンション上がり過ぎて鳥肌立ったw
9話のザインとニヒトの無双回はめっちゃカッコよかったけど、それでもただ無双するだけじゃなくてその裏には同化が進んでもう先が長くない未来があるとか、それを止められなかったことを嘆く真矢とか、哀しさが同居してるのがこの作品らしい。
というか一騎とか真矢が喋ったらすぐに涙腺緩みそうになる・・・特に一騎、あんなに哀しいオーラ纏った主人公はなかなかいないと思う。
17話はショック過ぎて心にぽっかりと穴が空いたよ・・・
ストーリーとかどうなってもいいから最後までどのキャラも無事でいてくれたらそれだけでいいんだと思うぐらい厳しい世界ですがどこまでも嫌な予感しかしない・・・
一騎とか自分がどうなっても構わないって覚悟出来ちゃってるし不安過ぎる。
最新話の21話は一騎が・・・だったり、最後お前が出てくるのかー!とビックリ。
ここまで来るとホント目が離せないw引きも良くて毎週楽しみ!追いつけて良かったw
・まとめ
割と心が抉られるアニメですが、決してただの欝アニメではありません。
まぁでもやっぱり切ない雰囲気の作品が好きな人にオススメかな。
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