クレムソン級駆逐艦スチュワートの映像

米国がまだWW2に対して、のほほんとしてた頃に作られた、戦間の穏やかさを蓄えた船。
WW2ではインドネシアはスラバヤで浮きドックごと爆破処分、されど日本に鹵獲され魔改造されて、米国の攻撃を受けながらも大戦を必死に生き延びて。。戦後米国に連れて行かれて最後は標的処分という、なんというかちょっと可哀想な子。(´；ω；｀)ｳｯ…
擬人化はあんますきじゃないんですけどね、金髪青目で着物来てるっちゅうね、そんな物語が脳裏にねｗ

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%88_(DD-224)
>太平洋戦争勃発後、艦長のハロルド・P・スミス (Harold Page Smith) 少佐の指揮の下に第58駆逐隊の旗艦を務めていたスチュワートは、1942年2月20日にバリ島沖海戦で第8駆逐隊（阿部俊雄大佐）の朝潮型駆逐艦4隻（朝潮、大潮、満潮、荒潮）に遭遇して交戦し、12.7cm砲弾数発を被弾して小破した。副長スミレイ大尉が負傷したほか、若干の浸水被害と補助ボイラーに損傷を受けた。この海戦後に蘭印・スラバヤ軍港の浮きドックに入渠した。しかし、ドックを浮揚させ排水作業を開始した際に工員の不手際で船体を固定する支持材が不足した事により、スチュワートはドック内で左側に傾き、左舷スクリューシャフトが曲がり、船体に亀裂が入るなど更なる損傷を受けた。更に、修理中の24日に日本軍による空襲や日本陸軍の侵攻を受けたために3月1日に修理は放棄され、鹵獲を防ぐために3月2日に浮きドックごと爆破して自沈処分とした。これによりスチュワートは完全に破壊されたと米海軍は判断し、3月25日付で除籍した。

アメリカ人によって作られ一方的にアメリカ人が粗相をし続けるという。。
帰国時は「浮気なお転婆娘」と言われたとか。
何度もアメリカ人に命狙われ続けた果てのその評価はどんな気分だったでしょうね。
(´；ω；｀)ﾌﾞﾜｯ


で。
映像は実に魔改造の全貌である。
まず煙突が集合煙突にされて、日本の海上電探搭載済み。
鹵獲兵器のコンソールは敵国の言葉がちょっとは残ってるものだと思ってた私が間違えでした。
よく日本の兵器はヘボいように語る人とかいるけど、日本は大国に喧嘩売っただけの丁寧な仕事をしまくっていたとも思いますのよと。エンジンテレグラフや電装規格表示、信号旗格納箱の雰囲気、工作精度など、現代の自衛艦と全く何も変わらない。
動力伝達において日本の艦本式とは異なる仕様であろう、ウエスチングハウスのギヤードタービンをどう使いこなそうとしたのかは結構気になる所。軽巡洋艦酒匂の引き渡しにおいては、米国人はタービンを空転させて壊しちゃった例もあるから。