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2015年11月16日10:27

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料理で失敗しない為のコツ

いつも固い話ばかりでウンザリなので自分の趣味の1つでもある料理について少しだけ書いてみる。

先日知人のお宅で家庭料理を振舞って頂いた。奥様は料理教室で勉強中との事で、何種類ものお皿を提供して頂いたが、盛り付けなどは勿論お店のようには行かないまでも、シンプルながら見た目も味も結構な腕前で、「何年くらい勉強されてるのですか?」と尋ねると、「まだ5回しか受講してないんですよ」と嬉しそうに笑ってくれた。

何年と聴いたのは正直お世辞混じりではあるが、5回だけとは思わなかった。日頃からレシピ本を見ながら作られているそうで、詳しく聞くときっちりと目方分量も量って作るそうで、納得した。

料理が上手くならない人には特徴がある。1つには自己主張が強い事。悪い意味で頑固な事である。

初心者は絶対にレシピの分量を変えないほうが良い。自己判断も一切介入せずにレシピの通りに作るべきなのだ。味覚と言うのは千差万別、全員が納得する味と言うのはそもそも存在しない。まず目指すべきは「10人中8人が美味しい、という料理」なのだ。その様に作れるのがレシピの本であって、貴方が味を見て「もうちょっと甘いほうがいい」と考えたら駄目だ。それは「貴方の主観」である。他人にはそれが=ではない。柔軟な考えでレシピを受け入れるべきです。その味を覚えてから自分のオリジナリティを追求すべきなのです。

この奥様は実に素直な性格で、本に書いてある事をきっちりと実践する事だけに専念している。こういった性格の人は始めて挑戦する料理であってもまず失敗はしないでしょう。失敗の要因は80%はレシピの通りに作れていない事です。

2つ目は不器用であること。レシピ通りに作ろう、と思っていても手先が不器用であったり、思ったとおりに作れない人は存在します。例えばカラメルソースを作るには砂糖を水で溶いて火に掛け、茶色く染まってきたらタイミングを見計らって火から降ろしますが、不器用な人はこの瞬間を見極めて火から降ろす、と言うのが難しいかも知れない。少し時間が過ぎれば焦げ付いてしまう。早過ぎればただの砂糖水です。これは時計で測って出来るのもではなく、勘ですから器用な人の方が上手だと思います。まあ慣れれば誰だって出来ますが。

他の要因としては味覚神経の発達とか身体的理由もありますが、少なくとも家庭料理の話ではあまり問題ではないと思われます。自分で新しいオリジナル料理を創作する段階で問題になる部分ですので。

こうしたレシピ通りに何百何千回も作っていると、だんだん自分の味の追及をしてみたい、という衝動に駆られてくるでしょう。そうなった時点で初めてレシピにない作り方を考えればいいのです。初心者は個性を殺す事にだけ集中すればいい。何事も基本が出来て初めて応用が出来るのです。

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