先月末、ＷＯＷＯＷから電話がかかり、キャンーペンで１１月から１月まで
「２４８０円と言う割安な料金で視れますがどうですか？」と言って来た。
２年前ＤＶＤレコーダを買った際に同じキャンーペンがあり申し込んだことがあったので、
その情報を元に掛けてきたようだった。
そんないきさつがあり、今月からＷＯＷＯＷで映画、ボクシング中継などをＮＨＫＢＳなどに
追加して録画、視聴している。ＷＯＷＯＷは、３局で１０本程毎日放送があり、
さすがに全てを録画するのは無理なので、他局のＢＳとの時間的被りのチェックをしながら、
なるべく沢山録画するようにしている。
そんなわけで一日８時間はテレビの前で最近はかぶりついている。
その中で今までに視た映画の中から印象的又は感動したものを挙げてみると、
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数年前ＮＨＫ大河の(江、姫たちの戦い」で描かれた三姉妹同様、豪姫も戦国の世から
江戸時代初期にかけて波乱に満ちた生涯だったｌ事が分る。
前田家の四女だった関係で秀吉預かりの身となったものの、利休に切腹を命じた
秀吉に怒りを覚えていた事、織部と親しかった事などを知った。
だが、皮肉なことにその事が家康が天下を取ってからは、織部の切腹へと導いてしまう
結果になり、武家の女の習いとしての苦渋を味わった女性だった事が描かれている。
夫だった宇喜多秀家が島流しとなり非業の死を遂げた事やら、親しかった二人の茶人の
不幸な運命を目の当たりにした事などが、前田家に仮住まいとなっていたキリシタンの
高山右近から影響を受け自らも洗礼を受けさせたのに違いない。
��麦の穂を揺らす風
イギリスと海を隔てた島アイルランドでのアイルランド紛争があり、少年にさえ弾圧を加える
イギリスに怒りを覚えた青年医者が、兄がメンバーの一人となっているＩＲＡへ加わり、
スパイ工作員として地下活動を続ける様子が描かれる。
一昔前テレビで盛んに地下鉄爆破などシンフェイン率いるＩＲＡのテロの様子が流されていた
事を覚えているが、その歴史的背景などは何の説明もなく、よくわからなかったが、
この映画を視ると、イギリスに対して日本人が抱く紳士的な国のイメージとは程遠い
今のロシアにも似た威圧的な国だった事がよく分かる。
長く続いた紛争の数々は又、カトリックとプロテスタントの対立だった事もわかるが、
今ＩＳとの対抗を余儀なくされているイギリスやヨーロッパの国々を想うと、宗教は対立を
生み、国家をも敵としてテロの火を拡大していくのだなと思わざるを得ない。
又，ＢＳ番組、世界のドキュメンタリーを視て知った事だが、イギリスにしろ、フランス、ドイツにしろ，ＩＳせん滅作戦を取ると声高に叫ぶのをニュースで聴くが、その一方でＩＳへそれらの国の大企業が、、武器や武器の部品、治療説人へいきとなり得る神経ガスを大量輸出しているのを、どの国、規制していないと知ると、一体本当に本気なのかと疑ってしまうのは、ossamaだけでは
無いように思う。ｊ色んなことを考えさせる映画だった。
�Ｍ擇�なる山の叫び声
山田洋次監督、高倉健主演で、丁度健さんが亡くなって一年の１１月１０日に視た。
あやしく訳ありの男、耕作（高倉健）が、北海道の酪農の街中標津たどり着き、
そこで牛飼いをして子供の武志とともに暮らす牧場主の民子(倍賞千恵子）に頼み込んで
働くことになった。次第に仕事にも慣れ、近隣のトラクター野郎たちとも仲良くなり、武志にも
好かれ、民子の目にも、初めとは違い次第に頼りになる存在と映るようになって行く。
耕作は、いつまでもいて欲しいとさえ思うようになり、耕作もそれを受け入れていた。
そんなある日、二人の刑事がふぃに牧場を訪れ、疑いの目を向けながら去っていく。
民子には話していないが、実は耕作は親をある男に殺されて、復習としてその男を
殺し逃走中の身だった。追っ手の迫った事を察知した耕作は、翌日民子に辞めさせてほしいと
言う。事情を話して去ろうとする時、刑事二人が来るまで待っている。
それを見送る民子の心は大きくゆすぶられる。耕作が目で世話になった事への感謝を
告げるのに民子も淋しさを目で返す。
裁判が開かれ判決は懲役２年。裁判が終わった後、最後の別れを告げに耕作は再び、
民子の牧場に現れる。
民子は、事情はわからないが一人で労を厭わず働く身、男でが有ってある種の幸せを
感じていた矢先の申し出、なついている武志の事も思うと辛いが、それ以上に耕作へ
の確かな愛を感じている事に気づく。民子は、耕作が乗る列車に間に合うように、
一目散に走り、駅へと向かう。発車時刻に間に合った民子が、耕作が座っている
座席の隣に座る。その前には刑事が二人。そこへ現れるトラクター野郎の友人、
虹田。虹田には民子の心がよく分かっているし、友人としてのしばしの別れだと願っている民子、「今は牛飼いは辞めたけれどいつまでも待っているから」と民子の思いを代弁する虹田。耕作の目に次第に涙が光ると、民子がそっとハンカチを差し出した。
走り出し、遠ざかって行く列車をホームで見送る所で映画は終わった。
ラストに向うにつれセリフ以外の顔の表情のショットが、感動を呼び、ラストの耕作のハンカチで覆われた顔で涙が出てしまった。
謙さんの魅力溢れる映画だが、他の出演者には、武田鉄也、ムツゴロウの畑正憲と
ユニークな配役で、北海道を舞台の自然が雄大なシーンを背景にした心温まる点も
大いに気に入った。
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