真如堂をお参りする。

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　ありがとうございます。今日もすべてに感謝します。
　世界中のすべての方が幸せにありますように！
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　２０１５年　平成２７年　
　１１・１４（土）　


　　　　真如堂をお参りする　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　
　姫野です。
　今日京都は一日雨のそぼふるお天気でした。
　　
　ど〜も、いかがお過ごしでしょうか。
　京都の紅葉は今週末と来週が見頃という
　感じです。

　さくらの時期もそうですが、意外に雨や
　風の冷たい日もあって、見頃の時分に
　見物にぴったりという日は少ないと言えます。


　京都の街では、コート姿や、はやマフラーを
　している方をお見かけするようになりました。

　先日の水曜日は青空の広がる良いお天気だったので
　赤山禅院から真如堂をお参りしました。

　真如堂は「天台宗 真正極楽寺 真如堂」と言い
　洛東の古刹です。
　　金戒光明寺と隣り合っています。

　哲学の道と吉田山の間になります。
　多くの方が哲学に道を辿るので
　金戒光明寺と真如堂はお参りされる方が
　少なく穴場と言えます。

　真如堂には
　明智光秀の重臣で春日局の父　
　斎藤利三（さいとうとしみつ）のお墓があります。
　本能寺の変のあと山崎の合戦に敗れ亡くなります。
　友人の海北友松がここにお墓をつくりました。
　僕は利三も好きなのでそのお墓にも
　お参りさせていただきました。

　境内の三重塔や紅葉を眺めつつ
　本堂にあがり阿弥陀如来にゆっくり
　お参りさせていただきます。

　
　　往生は　世にやすけれど　皆人の

　　　まことの心　なくてこそせぬ

　　　　　　　　　　　　法然上人

　（意）
　　人が極楽往生するのは、とても簡単な
　　ことではありますが、まことのこころ
　　がないと難しいことでもあります。

　　人の心のまこととは何でしょうか。
　　あなたにそれがあるでしょうか。

　　もちろんあります。


　さて
　前回鞍馬寺で考えた
　仏教からとらえた
　人の心の１０の世界のお話をしていました。


　１　地獄界（じごくかい）
　２　餓鬼界（がきかい）
　３　畜生界（ちくしょうかい）　　　
　４　修羅界（しゅらかい）
　５　人間界
　６　天上界

　私たちは１日の内ですらもこの６つの心の世界を
　繰り返して苦しんだり笑ったりしています。
　　六道輪廻（ろくどうりんね）の世界です。

　仏教ではここからさらに
　四聖（ししょう）の世界に入ります。
　７　声聞界（しょうもん）８　縁覚界（えんがく）
　９　菩薩界（ぼさつ）　１０　仏・如来界


　７　声聞界（しょうもん）
　　　六道輪廻の世界だけではない。もっと人には
　　　何か違う心の世界があるのではないか。

　　　本当の不滅の幸せなこころの世界が
　　　あるのではないか。
　　　人の教えを聞いてさとりたいと願う心の世界です。

　８　縁覚界（えんがく）
　　　その仏の教えを聞き　
　　　人の道を実践しようと
　　　実践を始める心の世界です。

　９　菩薩界（ぼさつ）
　　　自分でさとりを開くだけでなく
　　　他の人にもさとりの世界を知っていただこう

　　　そう願うこころの世界です。
　　　「皆共成佛道」（かいぐじょうぶつどう）
　　　この菩薩の願いを「誓願」と呼びます。

　１０　仏・如来界
　　　深い静かな平安と歓びのこころの世界です。
　　　この佛・如来の衆生救済の願いを
　　　「本願」と呼びます。

　　ちなみに
　　仏さまをお参りするときには
　　この菩薩と如来の違いを知っておくと
　　仏像の違いの理解が進みます。

　　また、服装も菩薩は昔のインドの貴族
　　の服装で装身具もつけています。
　　　如来になると、ごくシンプルな服装で
　　装身具もありません。

　　よく見ることのできる
　　観音菩薩と阿弥陀如来の像の違いで
　　確認されるとよいかと思います。

　　
　　人の心の世界が
　　現実の世の在り方を造っています。

　　ときに生きるのが辛いのは
　　この世の人の心の世界が辛いからです。

　　知識があっても智慧がない世界
　　自分本位の見苦しく狭い心の世界

　　仏教では私たちはまだ
　　智慧がない世界（仏の教えを知らない世界）
　　に住んでいると
　　教えています。

　　う〜ん、
　　僕は残念ながらその通りだと思います。

　　あなたはいかがでしょうか。


　ではでは
　愛を込めて！
　姫野　修一郎（Himeno　Shuichiro）


　今日も笑顔でニコッとね。

　何であれ、そこに愛が流れてこそ
　はじめてこころから楽しくなります。
　
　幸せはごく自然な
　あなたの命の本来の属性です。

　よろしければ、お参りして一息入れてみて下さい。
　　（聖心寺・聖心神社）
　　http://seisinji.net/index.html
　
　僕の自費で印刷した本「なぜ生きる」を
　お読みいただけると嬉しい。
　
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　生涯かかっても実現できないような
　大きな夢を持ちなさい


　できると信じればできる。