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2015年11月14日21:37

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京都なう【1】

「京都なう」と言っておきながら、まだ奈良に居ますw
今日は雨なので予定を変更して、京都入りを遅らせて、昨日行けなかった大安寺に行くことにー

元々今回も奈良のご開帳メインで京都はそんなに行きたいとこなかったからねー
ここらへんが個人旅行のいいところだねー

とりあえず奈良はほとんど降ってなし。
京都も降ってなければいいのになー

で近鉄奈良駅からタクシーでブブーンと。
あーここは歩いて行けると言われてるだけあって確かに近いねー

で到着。
タクシーの運転手によると最近南門が出来て便利になったとのことで南門からー


うーん、あんまり大きなお寺じゃないのね〜
平地なのはありがたいけどw
とりあえず受付を済ませて本堂へ。

フォト
ここも重文の十一面観音がご開帳なのにガラガラ。
そのせいなのか、お寺の職員さんがいろいろ説明してくれました。
それによるとここは以前は日本最古の国立のお寺で広大な敷地を誇っていたとのこと。
(最近、県が土地を買い上げ調査したところ、数百メートル離れた田んぼの中から二基あった七重塔の痕跡が見つかったとか)


そこではインドや中国から僧侶を講師として招き、修行の場として当時一流の僧も通っていたとか。
そしてその中には空海と最澄もいたとか!

でもそれは当時修行の場がここしかなかったので、あくまでも予想ですw

この人、ぶっちゃけすぎwww

でも晩年の空海がこのお寺の住職として来ていたというのは記録が残っているので空海所縁のお寺なのは間違いないみたいですが。

フォト
でこちらでは上に書いたように重文の十一面観音菩薩立像が空海像の横に居ました。
うーむ、いかにも古っ!って感じで趣がありますねー
色は全く残っておらず完全に木造です。
これが一木彫りで言われてみれば台座と足がくっついてますね。
残念ながら左腕は破損による後付けなので、それがなければ国宝でもおかしくはないらしい。

んーそこまで?と思わなくはないけど、ほとんど全部焼けたこのお寺でこの木造の仏像が残ったのは奇跡に近いものがあるのかも。

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続いて宝物殿へ。
ここは職員の人が2人いるだけで完全に貸切状態!
ご開帳でこれ…奈良のお寺は大丈夫なのか?と心配になります…

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でこちらは不空羂索観音を中心に左右に聖観音、楊柳観音、この横に四天王という7体で先ほどの十一面観音と同じ天平仏がいました。
これらも焼け残ったもので、秘仏の馬頭観音と合わせて9体の天平仏がここの看板です。

こちらの7体はすべて重文ですが出来は正直微妙…
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聖観音も古い以外に出来はよろしくない…
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楊柳観音はなかなかレアものでこれは悪くないですねー


奇跡的に焼け残ったとは言え、やはりタダでは済まなかった!
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まずこの不空羂索観音、よく見ると手の作りが非常に不自然。
しかも本来あるはずの第三の眼もないし、どうにもおかしい。
これが職員さんの説明によると持ち出す時に腕は全部もげてしまい、しかもこれが何の菩薩像なのかわからなくなってしまったので、なんとなく不空羂索観音として復元したものらしい。
めちゃくちゃすぎる!
よく見なくても、後ろの腕短すぎるし、腕の布のところも不自然すぎるw

フォトフォト
フォトフォト
さらにこの四天王もよく見ると作風が全然違う!
これも各所に安置されていた四天王像のうち、たまたま4体が残ったのでこれを適当に配置して四天王としたとのこと。

うーん、自由だなーこのお寺w
ここの職員さん、ぶっちゃけすぎるわ!

でもそのおかげで大したことないと思ったここが来て良かったと思えるようになったのでグッショブ!
こういう解説ありなのもいいものですねー
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