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2015年11月11日10:32

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朝日新聞の記事は、特に罪深い。

 事件後の報道で、朝日の記事がとてもひどかった。

 政府や行政の貧窮者対策が不備であると批判するために、この火事を材料に、かなり歪んだ記事を書いた。で、死者や遺族を、冒涜することとなった。


 参考のために、朝日記事を批判した日記を再掲する。
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◯ピント外れの、お涙ちょうだい記事  2015年10月30日
 焼死の老夫婦の兄弟は健在で、事故のあと、コメントをよせている。遠隔地に住んでいるわけでもなく、交流もあったようだ。

---事故後の毎日記事
 「真面目な人。突然のことで、何と言ったらいいかわからない…」

 連絡が取れない善信さんの妹(80)は兄についてこう語り、声を詰まらせた。善信さんの妻、美津子さんの姉(83)は、同じく連絡がつかない妹のことを「おとなしくて真面目な人。野菜作りが好きで、夏にはスイカを作って兄弟に配ってくれた。びっくりしている」と困惑気味に語った。

 通行人から110番通報があったのは、27日午前5時40分ごろ。心配で様子を見に来た近所の人からは不安の声が上がった。

 「おじいちゃんとおばあちゃんの姿が見えない。 中に取り残されているんじゃないか」

 近くに住む檜山公明さん(65)は、消防士に「中の人はどうした」と聞くと「3人の安否が不明だ」と返された。檜山さんは「善信さんは体調が悪く、歩くのに不自由していると聞いていたので心配だった。3人も亡くなったなんて…」とショックを隠せない。

 事実、近くに住む親戚の男性会社員(57)によると、善信さんは「ここ4〜5年ほど、床に伏せていることが多かった」という。

http://news.goo.ne.jp/article/sankei/region/sankei-rgn1510280025.html
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 孤立して生活していたわけではない。
住む家はあり、畑もあった。
確かに、「働き手は18歳の孫娘一人」だったかもしれない。だが、収入源がそれだけなのか言及がない。 未納付でない限り、老夫婦の年金もあったはずだ。(農家なので、たぶん国民年金、二人で月12万ほど)

 高校生の孫娘は、特別支援学級なので、役所との接点は何かとあったはずだ。すなわち、相談窓口がわからないということとはならない。
  →障害児であるので、福祉関係窓口との接触は多い。
  →障害の程度にもよるが、特別児童扶養手当も受給していたはず。
     20歳まで。1級 51,100円  2級 34,030円 /月

 というわけで、いろいろ腑に落ちない記事である。

 お涙頂戴記事風味に化かされて、行政が悪い、可哀想と言ったつぶやきも多いが、かなりお門違いでああろう。

 詳しい事情が不明なので、判定のしようがないが、少なくとも朝日の記事は取材不十分の、見当違い記事といえよう。
  →行政や電気会社に責任はない。
    「気付けなかった貧窮」と言う主張は、ご近所や兄弟。親戚を非難すること
    でしかない。

 *老夫婦による、不憫な孫@特別支援学校高等部1年を道連れにした、心中の可能性も考えられる。



---リンク元記事:(朝日新聞デジタル - 10月30日 07:45)
■ロウソク生活、気付けなかった貧窮 茨城3人死亡火災
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3688372

 茨城県那珂市で27日朝、焼け跡から3人の遺体が見つかった住宅火災で、この家族が数日前から電気を止められ、明かりにロウソクを使っていたものの、市や近所の人が生活の変化に気づくことはなかった。県警はロウソクが火元になったとみて調べている。

 県警は29日、司法解剖の結果、3人の死因について一酸化炭素中毒と発表した。県警によると、火災があった那珂市戸崎、無職叶野(かのう)善信さん(82)方は5人暮らし。足が不自由だった叶野さん、妻美津子さん(80)、特別支援学校高等部1年の孫娘の美希さん(15)と連絡が取れていない。

 働き手は会社員の18歳の孫娘だけ。電気料金の支払いが滞り、電気が止められた。叶野さんの長女(48)は調べに「明かりとしてロウソクを使っていた」と話したという。

 東京電力茨城総支社(水戸市)によると、料金を滞納すると、基本的に検針日から55日後をめどに電気を止める。利用者から訴えがなければ、自治体に連絡することはないという。
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http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1947392309&owner_id=7049076
******ここまで************




■「電気止められローソク暮らしで火災」報道に遺族困惑
(週刊女性PRIME - 11月10日 10:40)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=235&from=diary&id=3705103

近所に住む50代主婦が異変に気づいたときは、すでに火の手が住宅をのみ込み始め、木造家屋はあっという間に火の餌食になっていったという。

「朝5時半過ぎ、パチパチと薪を燃やすような音で目覚めました。外を見たら黒煙が上がり、真っ赤な炎が屋根を突き抜け5メートルほどのび、消防の人が”一般の人はこれ以上近づかないで! ”と必死でした」

茨城県警那珂署と那珂市消防本部によると、先月27日午前5時30分ごろ、同市戸崎の叶野善信さん(82)宅から出火し、木造平屋建て住宅142平方メートルと木造の物置91平方メートルが全焼。

焼け跡から3人の遺体が見つかった。3遺体は火災後、連絡がつかない善信さんと妻の美津子さん(80)、下の孫娘の美希さん(15)とみられている。同居していた長女(48)は自力で脱出して難を逃れ、上の孫娘(18)は外出中で無事だった。

同署は、「司法解剖の結果は3人とも一酸化炭素中毒です。ただ、遺体は顔や身体の特徴で誰が誰か判断できる状態ではなく、特定には至っていません」と説明する。

一方、捜査関係者は、「助かった長女は”物音に気づいて目覚めて、隣の部屋を開けたら火が回っていて、逃げるのが精いっぱいでした。何が原因かわかりません”などと話している」という。

叶野さん一家が10月22日から電気を止められていたことは確認されており、ローソク生活だったとの情報もある。

当初、新聞やテレビなどは電気料金滞納→電気を止められローソク生活→貧窮が招いた火災、という図式で報道。話はそのまま、ひとり歩きしてしまった。

出火原因について、消防関係者は、「不明です。調査の結果、出火個所は燃えが最もひどい玄関付近とみられますが、火元をローソクとする根拠は現時点ではありません」と、一切断定していない。



にもかかわらず、”生活苦によるローソク暮らし”という単純な構図を作り上げたメディアに、近くに住む叶野さん夫妻の次女は、「まるで長年ローソクに頼った生活で、それが火事の原因と決めつけたような報道をされてしまった。そんな噂が流れては、3人も成仏できないだろうし、かわいそう……」と戸惑いを隠さない。

「いつもいつも電気を止められて、ずっとローソク生活していたわけじゃなく、たまたま今回、払い忘れて止められちゃっただけなんです。火災の原因も、電気のかわりにローソクを使っていたかも、ローソクが倒れたかどうかも、誰も見ていないからわからない。

漏電なのか、火のついた線香が落ちたのか、ネズミの仕業かもわかっていないのに、親族としては悔しくて受け入れられない思いです」

ただし、美津子さんが、仏壇と神棚のローソクに毎日、火を灯していたのは事実だという。生活も楽だったわけではない。次女によると、一家の生活は両親の年金と姉の母子手当などが中心だった。

母に思いを馳せ、5人の生活ぶりを次のように推し量る。

「母は強い人だから、実際に生活が厳しくてもそれを口に出す人じゃなく、むしろ自分が苦しくても人を助けちゃうような人でした。たとえローソクを立てていたとしても、すぐに生きる死ぬという生活ではないと思っていました」
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