mixiユーザー(id:529464)

2015年11月08日00:27

1230 view

今日は演奏会の梯子その2レーピンアマオケに登場

今日は演奏会の梯子をしました。

梯子その2

○PHILHARMONIA AETERNA創立20周年記念演奏会
開演:2015年11月7日(土)18:00
会場:ミューザ川崎シンフォニーホール
曲目:
十束尚宏/スケルツォ
ショスタコーヴィチ/ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調
ベルリオーズ/幻想交響曲
ヴァイオリン独奏 ワディム・レーピン
管弦楽:フィルハーモニア・エテルナ
指揮:十束尚宏

エテルナのメルマガ登録しててよかった!
この奇蹟を招待で聴けた!

十束尚宏/スケルツォ
奇蹟その1 十束尚宏の交響曲の製作過程に立ち会える。
十束尚宏氏は富士フィルの時と感じぜんぜん変わっちゃってムーティみたいになっちゃった。じゅ。と同い歳のはずなんだが。
ただ写真は富士フィルの時代とあまり変わってない(と言うか使い回しのように見える)
十束氏はこのオケでずーっと新作を発表し続けていていつか聴いてみたいと思っていたが、やっと実現した。それが連作をつなげて交響曲になるらしい。
今日はそのスケルツォ部分の初演となる。
曲は独創的だが、R.シュトラウスの構築の中でマーラーの感性が歌うような感じ?ABABAの構成で後半に行くほどパーツが圧縮されて急速に破壊する感じの曲。ヴァレーズ的とも言える

ショスタコーヴィチ/ヴァイオリン協奏曲第1番
奇蹟その2にしてこの1年のもしかして最大の奇蹟 神懸かり的競演
その神懸かり的とは、レーピン氏が素晴らしかったのはその通りだが、オーケストラが全く引けをとらなかったのが神懸かり的 それも技術的に引けをとらないだけでなく、音色的深さと精神性においてほぼ互角の渡り合いを演じたのだ 丁々発止 冒頭から危うく膝を打ちそうになる精妙さ その膝を打つべく握りしめた拳が熱くなってくる まさにさっき聴いたばかりの大地の歌の緊張感そのままに微妙な駆け引きが展開されて耳が離せない けばけばしい第2楽章の燃える様相 ショスタコの第10交響曲を思わせる激烈さ 精緻だがあっという間にカデンツァに入ってしまい息も止まるような感じになる第3楽章、第1楽章冒頭のように精妙に管弦楽が掛け合わされてやがて烈火の如く奔騰してみな弓を天空に掲げて終了 まさに心臓に刺さる演奏!
アンコールがブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番第2楽章全曲というこれまた奇蹟!

ベルリオーズ/幻想交響曲
奇蹟その3 明日放送のパーヴォにきっと引けをとらない
ワインを飲んでしたたか酔って聴く その素晴らしい演奏にたちまち酔いを破られる まさにベートーヴェン(の第5、第9の終楽章)を出発点としたような堂々たる第1楽章、今までになく優雅な第2楽章、陰々滅々たる木管(とくにコーラングレの素晴らしさよ)とティンパニのロールがまさに幻想的な第3楽章、革命的漸進さで後ろ振り返らずの第4楽章、遠方の鐘が迫真さを増す怒濤の第5楽章、どれも清新で充実の極み。
明日のNHKクラシック音楽館のパーヴォとぜひ比べてみよう!

明日オケ練でベト9全楽章なので今日は早々に帰宅しました。
1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する