この日記は、未だ儂等が国各地で、順次公開される可能性がある映画『ラブ&マーシー 終わらないメロディ』について書いています。今後、この映画のご鑑賞をご予定されている皆様におかれましては、スルーがするのが最善かと存じます。念のため。
昨晩、なんとなく気になってた映画、『ラブ&マーシー 終わらないメロディ』を観てきました。この手の映画は、儂等市程度の規模の街では、1日2回上映が精いっぱいらしく、半ばシゴトを打ち捨てていったのですが、儂が比較的最近能動的に観た映画の中ではベストだった気がします。
ココに何度も書いて、しかもそのたびにコアなファンにはコロされてしまいそうですが、儂の中の元々のTHE BEACH BOYSのイメージは、�狡紅韻離妊屬�裏声で苦しそうに歌ってる�瓩辰討淵�ンジ。でも、今はその作品や音作りの素晴らしさに目覚め、すっかり心を入れ替えてますので、堪忍してつかあさい。
そんな不心得者を改心(??)させたのは、何と言ってもTHE BEACH BOYSの頭脳?司令塔??そのもの???であるところのBRIAN WILSONの存在。このヒトの、優れた作品群やアレンジ力は、もはや天才の域を越えてますから。
そのBRIANは、バンド全盛期以降、離婚したとか精神を病んだとか禁治産者になったとか、噂では聴いてたんです。てえコトは、およそまともな音楽活動なんて難しそう。そうなると、元不心得者のワタクシの中では、もはや過去のヒトだったのです。
ところが実際は、さにあらず。ホントは、主治医にハメられた結果の病名だったりとか、そこから救い出してくれた女性の存在があったりとか。そこら辺の真実が、この映画の中で、明かされているのです。
しかし、この手の映画って、関係者の誰が関わるかで、平気で真実がねじ曲がったりします。ですから、疑い深い儂は、最後まで半信半疑で観てました。と書きながら、見終わった時には、コレはほぼ真実なんだろうなぁというキモチになってたってんだから、人間とは勝手モノです。
もっとも、そういうキツい時代のBRIANだけでなく、今や名盤の誉れ高きアルバム『PET SOUNDS』の録音風景も描かれています。このパートは、観ているこちとらが、歴史的瞬間に立ち会ってるみたいな気になれて、ものすごく良かったです。ちゃんと、CAROL KAYEやHAL BLAINEも出てくるし。
観はじめる前は、ひとりの人物(BRIAN WILSON)ををふたりの俳優が演じるというのが、ちょっと心配でした。だけと、映画は時代を自在に行き来しつつ進行するので、結果的に今どの時代の場面なのかというコトが、とてもわかりやすかったです。
さらにお得だったのが、�燹悒薀�&マーシー』素敵じゃないか"CD割"�瓠�ようするに、BEACH BOYSもしくはBRIAN WILSONのCDを持ってくると、当日券が割引かれるというサービス。儂も、ベスト以外で唯一持ってる、『ペット・サウンズ』持参しサービスしていただきました。
困ってしまうのは、ほかのCDも揃えたくなってしまったコト。グループのモノは当然ですが、ソロ・アルバムも聴いてみたくなりました。
てなカンジで、とても満足なひとときだったのですが、一点だけ残念な出来事がありました。上記、�燹悒薀�&マーシー』素敵じゃないか"CD割"�瓩鬚�願いした時に、シニアなヒトだと思われてしまったのです。ま、ワタクシの風貌からするとしょんないのかもしれませんが、コレにはさすがにヘコみました・・・。
それにしても、コレのプロデューサーが、まさかJOHN WELLSだったとは。何かしらの因縁をカンジずにはいられません。
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