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2015年11月06日03:45

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けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる


 子どもは、スポンジのように親の言葉や行動のすべてを吸収し、学びます。親がまねてほしくないと思っていることも、覚えてしまいます。ですから、もし、親が、わが子のことだけでなく、他人や世の中にも不満だらけで、いつも文句ばかり言っていたとしたらどうでしょうか。子どもは、そんな親から、人をけなすことを覚えてしまうでしょう。そして、自分自身のことも責めるようになってしまいます。物事のいい面をではなく、悪い面を見て生きていけと、子どもは教わってしまうのです。
 不満だらけの親の気持ちは、ものの言い方や、ちょっとした仕草や目つきに表れます。 相手に不満があるときには、自然に目つきや物言いがきつくなるものです。小さな子どもは、こういう親の態度にとても敏感で、傷つきやすいものです。たとえば、「もう寝る時間ですよ」という一言にしても、言い方しだいで、まったく違うた意味をもちます。いつも子どもにイライラしている親は、「なにをぐずぐずしているんだ」という非難をこめて、この一言を発するでしょう。子どもは、自分が責められていることを感じとります。そして、自分は愚図なのだと思ってしまうのです。
 もちろん、わたしたちはだれでも、時には不機嫌になることがあります。つい小言や文句を言いたいときもあるものです。けれども、いつも不平不満を口にし、人の欠点をあげつらっているとしたら、話は別です。親がいつもそんなふうだとしたら、家の中は暗く、とげとげしくなってしまうでしょう。家庭を、そんな場所にはしたくないものです。家庭とは、子どもがのびのびできる安らぎの場であるはずです。そんな家庭をつくることが親の役目ではないでしょうか。
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