今日思ったこと

今年のハロウィンって、どうもこの日本人のよくないところが露骨に出ていたように思うのです。
右へならえ、みんながやるなら自分もやる。
そこになぜやるのか、なんのためにそうするのかの意識は希薄で、とにかくやっとけばいいって傾向が昔から日本人にはある。
だから、節分にいわしを食えと言われたらいわしに走り、巻き寿司食うのがええとなったら一斉に巻き寿司にかぶりつき、ボジョレーヌーボーがええとなるとそこかしこでボジョレーが抜かれまくる。
バレンタインデーとかクリスマスも同じやったはず。
なにかのきっかけで人気が出ると一気に広まって、あたかも昔からそうしているかのような盛り上がりを経て定着していく。
ハロウィンに目をつけた人たちはとても賢い。
宗教色がないので、誰でも抵抗なく参加できる。
子供から大人までみんながお金を使ってくれる。
衣装から飲食まで、多岐に渡る浪費が期待できる。
でもね、いくらなんでも乗せられすぎなんちゃうか。
そないみんなで仮装して騒がなあかんか。
あまりにもたくさんの人たちが爆裂してるのを見て、もしかすると日本の若者は普段はかなり抑圧されているのではないかとすら思えてくる。
一種の変身願望や現実逃避願望をこの１日に賭けているのではないかってね。
ひとこと言いたいことがあるとすれば、ちょっと落ち着こやってことなんや。

１１月ってことで、毎年気になるのは記念日のこと。
１１をいい読んで、そのあとの語呂を合わせて「いい〇〇の日」ってのが多すぎへんか。
安直過ぎるし、多すぎてプレミアム感がなくなってしまってる。
いいふみの人か、いい樹脂の日はまだわからんでもない。
しかし、いい遺言の日ってなんやねん。
しかも七五三の日やぞ、それ。

さて、それはそれとして、今日の午後、マフラーをしっかり巻いて歩いてる女子高生が居たのですよ。
いや、おばちゃんとか年寄りならまあええねん。
そやけど、元気な盛りの高校生がそない寒いか。
気温は１５度くらい。
言うたらなんやけど、ボクなんか昨日から上着は持ってたけど、一度も袖を通さず、ずっと半袖シャツだけやったで。
子供のとき、母ちゃんから言われたわ。
必要以上に厚着しようとしたら、１１月からそんなんやったら１２月になったらどないしたらええねんて。
時代も環境も違うのはわかってるけど、やっぱり季節に見合ったかっこうせなあかんて。
まあ、お前は言うなって話ではあるんやけどね、ぽてちん。