2005年に放送されたGONZOのオリジナルアニメ『SoltyRei(ソルティレイ)』全24話+OVA、見終わったので手短に感想を。
あらすじ(wikiより抜粋)
12年前、ブラストフォールと呼ばれる原因不明の大災厄が発生した。これにより、多くの人々が一瞬にして亡くなった。その災厄以来行方不明になった娘を探し続ける賞金稼ぎの男ロイは、ある日、突然空から落ちてきた機械の少女と出会う。 災厄以降、心を閉ざしていたロイだったが、不本意ながらも少女と同居することになり、それを機にロイは少しずつ心を開いていく。 未登録市民のために盗みを働く義賊のローズや、ハンターズオフィスの所長ミランダとその娘カーシャ、リゼンブルマニアのユート、さらにこの都市の大企業であるR.U.Cを巻き込んで物語は少女と出会ったその日から、今までの生活は大きく揺れる。
どういうジャンルの作品かと言われるとなかなか難しいんですよね。wikiはアクションってなってるけどちょっと違うと思うし、SFと言えばSFだけど・・・みたいなw
この作品の魅力は徐々に築かれていくハートフルな親子の絆でしょうか。
主人公であるロイは過去に事件で妻と子供を亡くしています。そんなロイがある日突然ソルティという謎の機械仕掛けの少女と出会うわけですが最初は煩わしそうな扱いを続けます。
ですが次第に二人は絆を深めていき、親子のような関係になっていく。これが微笑ましくて良い。
何が微笑ましいってロイがもうただのツンデレにしか見えないんですよねwさながらうしとらのとらのようなw
正直ヒロインのソルティとかローズよりロイの方が可愛いかったぐらいww
不器用ながらも誠実で情に厚いロイだからこそ、こっちも感情を揺さぶられるんですよ。ロイが良い親父キャラしてたねこの作品は。(ちなみにロイのCVは中田譲治さん。ピッタリでした)
前半は事件ありつつも日常的な感じで物語が進んでいくんですが、後半から大きく話が動いていきます。
毎回驚きの連続で「え、マジ・・・?」と言いつつ貪るように一気に見てしまいましたw
なので後半については今回の感想では触れません。ネタバレのオンパレードになっちゃうのでw
逆に気になったのは終盤に世界観の説明が畳み掛けるようになってて少し詰め込みすぎに感じたこと。
所々で粗く感じるようなところも流されてしまうぐらい詰め込まれてたように思うw怒涛の展開と言えばそうだけど、説明不足感が強くなっちゃったかな。
そして一番は終盤のあるキャラの行動。心理描写少なかったから何故そうしてるのかイマイチ納得いかなかった。
前半好きなキャラだっただけに凄く残念・・・なんというか脚本の都合でキャラが動いてるように感じたんだよね。
最終話、特にCパートには泣かされた・・・挿入歌も曲、入るタイミング共に完璧だった。
そんな突飛なラストってわけじゃ無かったけど自然と涙出てきてた。
名曲過ぎる・・・曲だけでも泣けるわ。
OPも名曲なんですよねー。
以前にCLANNADのMADで聞いたことあったんだけどこの作品のOPだったのねw何回聞いてもいい。
・総評
設定とキャラに魅力があって前半もすんなり物語に入っていけて面白かったし、後半は粗さはあったものの「どうなるんだ!?」と先が気になる作りになっていて飽きずに楽しめました。
最終回の締めも非常に良かったんで後味もスッキリで良いアニメだった。
おっさんが好き、親子モノが好きという方にはオススメです!
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