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2015年10月30日00:22

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魔法は疲れる使い方にこそ意味があります

18歳の二男が小学生の時に私に、魔法が使えたら何がしたいかと聞いてくるので、使えもしないのに魔法の使い道が定まったんだなと思って「アンタは何するつもり?」と聞き返した。

「ボクね〜空飛んでみたい」
「その魔法って何回でも使えるカンジ?それとも1回だけ?」
「もちろん1回だけ」
知らなかった…魔法が1回ポッキリ価格だったなんて。
買って手に入るシステムかどうかは知らんけど。
「鳥になって飛んでみたい」
「なんで鳥、挟むん?」
「はさむって?」
「なんで鳥になる必要があんの?魔法でダイレクトに飛んだらええやん。なんでわざわざ鳥になることに魔法使うんよ?人間の姿のまま魔法で飛んだらええがな」
「だって〜こやってこやってこやって、ず〜〜〜とこうやって飛び続けてるねんで鳥って」
車の助手席で腕をパタパタさせて飛ぶ練習をし始めた二男はすっかり鳥人間。
「そんな苦労しなくてももっとラクに魔法で飛びゃぁええのに」
「だって〜魔法で飛んだら飛んでるって感じがせぇへんかも…」
「まぁな…飛んでるってゆぅよりは浮いてるのほうに近いかもね」
「ボクやっぱり鳥になって飛ぶことにする。こやってこやってこやってこやってこやって」
腕、さっきよりもパタパタ。鳥人間、倍速。
「こやってこやってこやってこやって…むっちゃ疲れる〜」
飛んでるって実感の伴う飛び方で飛びたいみたいね。
魔法は疲れる使い方が正解なのね。
だから自称魔法使いもあえて魔法では解決せずに、魔女に魔法の電話をかけて裁判にもっていったんだね。
ほんで自称裁判長が判決を言い渡したのかな。
疲れる裁判でだいぶ魔法が効いてるかもしんないね。


米で自称「魔女」が「魔法使い」を提訴、嫌がらせ受けたと訴え
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=52&from=diary&id=3687734
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