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2015年10月28日00:01

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『世界の終わりの世界録<アンコール>5 降魔の大皇』

細音啓 先生が贈る王道ファンタジー。第5巻は「世界録」を求めて最後の封印を解くべく
冥界へと向かう“レン”たちに現魔王、五大災、そして謎の沈黙機関が関与してきます。
(イラスト:ふゆの春秋 先生)

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/1377


数々の遺跡や秘宝、オーパーツ、そして審門に対する破壊行為を続ける沈黙機関。それが
“レン”たちの行く手をも阻む者たちと知り、警戒心が高まります。冥界へは思わぬ形で
訪れることとなりますけど、その経緯は何とも“キリシェ”らしいと言うべきでしょうか。

冥界では五大災の現状や“エリーゼ”が現魔王へ睨みを利かせる場面など怖いというより
滑稽とも見える場面が続きます。“エリーゼ”の結婚話のくだりとか残念すぎて素敵です。
そんな中、今回イチオシのキャラ、家政婦長“ルル”が一つの謎解きを披露してくれます。

更には三百年前というキーワードとの因縁に“レン”が直面することに。敗北を受け入れ
続けてきた彼が啖呵を切る場面は実に熱い。そして「再来の騎士」が過去の模倣でない証
を示す流れも同様。残念な結果でも前向きな彼が島へ辿り着けると信じて次を待ちます。


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