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2015年10月26日07:49

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マイ・インターン(The Intern)


 

 「プラダを着た悪魔」のアン・ハサウェイと名優ロバート・デ・ニーロが共演したハートフルドラマ。ファッションサイトのCEOとして活躍する女性が40歳年上の男性アシスタントとの交流を通して成長していく姿を描いた。ニューヨークに拠点を置く人気ファッションサイトのCEOを務めるジュールスは、仕事と家庭を両立させながら誰もが羨むような人生を歩んでいた。ところがある日、彼女に人生最大の試練が訪れる。そんな折、会社の福祉事業で雇われたシニアインターンのベンが、ジュールスのアシスタントに就く。ジュールスは人生の大先輩であるベンから様々な助言をもらい、次第に心を通わせていく。監督・脚本は「ホリデイ」「恋愛適齢期」のナンシー・マイヤーズ。「セックス・アンド・サ・シティ2」の衣装を手がけたスタッフによる洗練されたファッションも見どころ。(映画.comより)





 夢のあるお話でしたね。さすがにナンシー・マイヤー監督。アン・ハサウェイのコケティッシュな魅力と、ロバート・デ・ニーロの風格が相まって、何とも言えないいい味を出してました。話はよく出来過ぎているくらい。

アンはネットの時代に上手く乗り、わずかの間に自分の会社を何倍にも大きくしたやり手CEO。毎日目の回るような忙しさです。でも、信頼できる仲間に囲まれていながら、そして本人もとても誠実な人柄ながら、やることが多すぎてどれも中途半端になり始め、精神的にも落ち着かなくなって来ている時期。仲間の勧めに従って、シニア・インターンを取ることにします。

そこへ応募して来たのがデ・ニーロ御大。定年退職したうえ、妻も亡くし、やりがいを探していた時期でした。面接では、他の若い人々と同じ質問「10年後の夢はなんですか」と聞かれ、「80歳になった時の夢か」と聞き返す場面も。若い面接官も「取り消します」と(笑)。

そんなこんなで、ちょっぴりヲタクな若者や女性などと一緒に採用となったデ・ニーロは最初こそ旧態依然とした勤務態度で浮いてしまいますが、そのうち会社になじみ始めます。始めの頃は彼を煙たがっていたアンも、勤勉な態度と本当に「デキる」中身にだんだん彼を頼るようになってゆきます。

嵐のように働きづめのアンには専業主夫の夫がいますが、彼も一時は将来を嘱望されていた会社員。あまりに忙しいアンとの間に隙間風が吹いたり、会社の業績を伸ばすためにも手慣れたCEOを迎えるよう仲間に進言されたり、実際にはいろんなことが起きてゆきます。

もちろん、基本はロマコメ(?)ですから、最終的には上手く回ってゆくようになるのですが、個人的にはいろんなことを盛り込み過ぎてたように思います。たった2時間の映画、そんなにいろんなことが起きなくても、と少しせわしなく感じました。

でも、御大は本当にいい味を出してます。うまいものです。さすがです。今は本当に年輩の役者さんが輝いていますね、いろんな映画を鑑みるに。若い人たち、少し存在感負けです。まぁそれでいいのかもしれませんが。

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