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2015年10月25日22:18

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金子の言ってる事がよく判らない。

金子勝・慶応大学教授の「B級国民」ツイートに批判が集まる 三宅雪子・元衆議院議員は擁護ツイート
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=85&from=diary&id=3680419

10月10日土曜日の「ウェークアッププラス」でTPPに関しての意見を聞かれた金子勝教授がいつもどおりの安倍批判をしてたのをキャノングローバル戦略研究所研究主幹の山下一仁氏に真っ向反論されてたな。
面白かったからHDDに保存してたわ。


動画残っていれば 28分あたりから
http://video.fc2.com/content/201510102pazUwKD/&otag=1&tk=TWpFNE5EZzROekE9&start=1698.353

見れない人ように書き出し

辛坊 「このTPPの大筋合意をどう見られますか?」

金子
「端的に言うと獲る物は無く、譲るだけ譲った印象。
部品とか一部ありますが自動車の関税は事実上25年先延ばしの代わりに、
農産品は考えてる以上に凄くて食品400品目になっている。
明らかに農産物の重要5品目死守という衆参両院の農林水産委員会の国会決議に反している。(TPP自体が)秘密交渉だったので国会軽視も甚だしい。
国内できちんとした効果を議論を今からでも遅くないのでしっかりやらないととんでもない事になるな と思います。」

辛坊 「山下さんはどう思われます?」

山下
「重要5品目と言って米とか麦とか色んな物を守ったわけですが、
実はですね今 金子さんがおっしゃったのは違ってまして、殆ど影響がないんですね。
(農産品について)殆ど影響がない形で守った。ただそういう(農産物の)品目を守ったために自動車の関税も25年かけてたかだか現状の2.5%→0%になるだけで、
アメリカも25年の長いスパンで自動車に関して自国製品保護できる形になった。
それを見るとレベルの低い協定で留まったのではないかと思います。
ただ、ルールの面でこれまでのWTOでできなかったルールも出来ましたので、
そういう意味ではプラスの面があったと思います。」

辛坊 「ウイリアムさん、アメリカ国内での受け止め方はさまざまなようですね。」

斉藤・ウィリアム・浩幸(日系二世の経営コンサルタント)
「そうですね 今ちょうど来年の大統領選に向けての議論もありますし、
アメリカ国内では労働組合の方が心配しております。
ある調査によると2025年に向けてこのTPPにおけるアメリカの経済効果は
GDPでたったの0.4%しか伸びないんじゃないかと。
一方日本は2%の恩恵があるという事で議論が上がっています。」




辛坊
「これまで色んな食品にかかっていた関税が無くなるという事はかなりの
インパクトがあると思いますが山下さんどうですか?」

山下
「すでに農産品全体の30%は関税0%になっています。また40%ぐらいが関税20%以下です。それを考えるとこれまで0%でなかった物が0に成る事でのメリットは消費者にはあるのですが、
これまでの関税も全体的にそこまで低いわけですから農業に対するデメリットは少ないと思います。」

辛坊 「金子さんはこれについてどう思われますか?」

金子
「お話聞いてると不思議なんですが、じゃなんで翌日(TPP妥結発表翌日)慌てて対策本部を全閣僚集めて立ち上げたのか理解できません。つまり思っている以上に譲ってしまって大きな問題が起きると考えたからでは?
さっき辛坊さんが言ってましたが、デフレ脱却と言いながら価格引下げの効果が大きければ大きいほど食卓の向こう側の農業従事者達がいる地域経済はボロボロになる。地方創生とは全く矛盾する方向に行ってしまっている可能性が高い。 
「聖域を守った」
と安倍総理が言ってるが、(五輪招致の際の)
‘福島原発はアンダーコントロール指でOK
と言うのと同じじゃないのか」

橋本五郎(読売新聞特別編集委員)
「大きな時代の流れは‘壁を無くして行こう‘ という事、
と同時にこれを機に自分達で改革をして行かないといけない。
農業がこのままで良いはずが無い。しかしその改革への流れは足踏み状態だった。」

八塩圭子
「安全性を考えると安ければ良いって飛びつくわけじゃない。
その点では日本産の安全性は(消費者視点から)とても重要で、
逆に素晴らしい日本農産品は輸出するルートが広がる事でもっと売れる余地があると思います。」

山下
「(TPPによる日本農産品へのマイナス的)影響があると言うんですが、
実は日本産米の内外価格差は解消されていて、
日本産の米の方がアメリカ・カルフォルニア州産の米より安くなっている。
去年まで上限10万トンの主食保護枠(輸入規制)があったのですが、
去年その内外価格差が解消されたので1万2千トン・12%しか消化されていません。
だから輸入規制枠を全廃したからといってアメリカ産米が入ってくるわけが無い。
日本の商社が言うには
‘カリフォルニア産米より日本産米の方が安いので日本からカルフォルニアに輸出したい‘
と言っていた。
今TPP妥結における対策をうとうとしていますが、
私自身GATT・ウルグアイラウンド交渉の締結の際に関わったんですが、
あの影響は殆どなかった。無かったのにこれを政府への圧力の機会だとした人達が
‘農業保護を増やすべきだぷっくっくな顔
とアピールする人達が現れた。」

辛坊
「ミニマムアクセス米を若干輸入する代わりに農業補助金として6兆円が農業関係にばら撒かれた一件ですね。」

山下
「77万トンの米を新たに入れる事にしたんですが、それと同等の国産米を政府が買い入れ、
家畜の飼料や海外への援助米として利用して国内の受給に全く影響が無かった。
影響が無かったにも関わらず 
‘大変だふらふら 大変だふらふら
と騒いで大事のように印象付けられた。
今回のTPPも実害無きにも大騒ぎする事が予見される。」

辛坊
「農業強化・保護の為の対策なのか選挙の為の対策なのかちゃんと見て行かないといけませんね。」


辛坊「最後に何かあれば金子・山下氏一言ずつどうぞ」

金子
「米の内外価格差が縮まってきた理由は、円安の一方で昨年1万2千トン前後だったのが
8千万トンまで落ちて農業経営が成り立たない所まで落っこちた。
ここで減反止めて規模拡大なんて事するのは農業経営者としては愚か。
飼料米と言いますが豚肉も牛肉も関税大幅に下げますから、じゃ誰が買うんですか?
と言う話なんですね。
そういう意味で言えば‘農業改革を実行しろ‘という言葉だけで実態に即した議論が全く行われ居ない。」

山下
「今、減反をして米の価格を高止まりさせている。
これを減反止めて価格を落として国際競争力を付けて輸出ができるようになる。
国内のマーケットが人口減で縮小しますから日本の農業は成り立たない。
その時は価格の高止まり政策で保護するのではなく、
アメリカやEUのように財政から直接農業従事者に補助金をだすことで
農家を保護しながら農作物の価格は安くする方向に変えるべき。」


以上でした。

最後の金子の主張がオレには理解できなかった。
円安によって日本産米がアメリカに輸出された時に地元米国産米に価格安で勝てる。
これは日本の農業有利。
輸入規制枠の1万2千トンの米国産米が日本に円安時に入ってきたとすると米国産米は高値になって売れないから円安時期に日本へ輸出しようとする米国農家が減り8千トンに落ち込んだ。
これも解る。
しかし、これが影響して農業経営成り立たないのは米国で日本向け輸出を図る米作農家であって、日本の農家ではない。
減反止めて土地集約し規模拡大しろって言ってるのは日本国内の話。

なんかごっちゃになってないか この話?
それに
「TPPによって海外産品が入り易くなって国内産業低迷するじゃないか!ちっ(怒った顔)」と反対してるくせに、円高で沢山の物が円高価格で割安に購入する事が出来た時代になぜそれに対して批判しなかったんだ?あの当時も消費者はウハウハ、産業は「国内じゃやっていけねえ」と廃業や日本から逃げ出してたのに。
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