ずさんで悪質な年金運用を厳しく追及する山井和則議員。
http://tanakaryusaku.jp/2015/10/00012241
「もう老後はない。30年間掛けてきた年金は
米金融資本に捧げたんだろうか?」。厚労省の答弁を聞くと、
誰しもが思うだろう。
きょう、国会内で民主党が厚労省と日本年金機構から
「消えた年金」についてヒアリングした。
老後を支える公的年金を運用する
「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)」が、
大きな運用損を出しているのではないか、と巷間言われてきた。
きょうのヒアリングで厚労省年金局の担当者は、
10兆円の運用損(7〜9月期)を出したことを認めた。
厚労省年金局の官僚は「10兆円の運用損失」に
ついて答弁すると苦悶の表情を浮かべた。
そして気を失ったようにしばらく机にうつ伏した。
ところが厚労省(塩崎恭也厚労相)は、これを奇貨として
国民の老後を米金融資本に捧げる道に踏み出した。
利回りの高い海外の『低格付け債』への投資を始めるというのだ。
『海外の低格付け債』は「ジャンク(がらくた)債」と呼ばれ、
将来、デフォルト(債務不履行)となる危険性がある。
虎の子の年金が掛け捨てとなる恐れがあるのだ。
このため投資不適格とされてきた。
山井和則議員が「これまで年金積立金は
ジャンク債に投資してこなかったが…」と質した。
厚労官僚からはア然とした答弁が返ってきた。
「これまで投資不適格なものには制限をかけてきたが、
制限を外したうえで柔軟に運用してもらう」と言うのだ。
ものは言いようというが限度がある。
海外の低格付け債権の運用を任せる受託機関の
一覧表を見て納得がいった。ゴールドマン・サックスがあるのだ。
ゴールドマン・サックスは、99%の人々の資産を搾り取る
米強欲資本の総本山とも言える。
2011年にはウォール街の公園を占拠(オキュパイ)
していた人々がゴールドマン・サックス本社にデモをかけた。
玄関前に座り込んだデモ参加者は、ほぼ全員がNY市警に逮捕された。
ゴールドマン・サックスに代表される米金融資本が
TPPで本当に狙うのは、日本国民の個人資産(簡保と年金)だ
。農産物ではない。
簡保は医療の自由化によりいずれ彼らの手におちる。年金もセッティングされた。
〜終わり〜
■社会保障給付、初の110兆円超え 2013年度
(朝日新聞デジタル - 10月24日 09:56)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3678717
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