はやすぎる時を刻む時計は
安物の壊れやすい時計だ
私はそんなもの 必要としない
相対性理論のなかで あくせく働いて 生きる意味もなく 本能のままに
安物の時計のなかで 普通の人々はいきてゆく
すでに 肉のもとを はなれ 明確に過去を認識できる今
もう一つの 目的 つまり 平行世界への移動を可能とする 精神の力を 探し続けている
誰もみえなく 誰もきこえない言葉で この終わらない世界のなかで
肉の終わりの先を認識してしまった時 また 言葉がおりてくる
知りたい過去があるならば 飛べ
それは そういった そして 正確にその意味を知った時
自分は 安物の壊れやすい時計の刻む時のレールからはずれていたことを知る
もともと この世界のものでもなく 自分について はじめておくられた聖句
「あなたは この世にあって この世のものでない」
誰も この聖句の意味をしらず この聖句の正体をしらない
聖別したものさえ この言葉の意味をしらず
そう 師にあたる言霊使いさえ その意味をまったくしらずに 聖別していた
そう タロットによる私の占いとは
無意識における 言霊の応用であって
本来の占いとはちがうものだった
だから 私を示すカードは 実在しない女教皇 である
そして 私は 自然がうんだ 言霊のかたまり そして 時を刻むことがないのだから
そういう ものだから
GOG
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