猿に母屋を取られたら(駄犬メモ)

■維新中間派、近く離党＝独自グループ結成も
(時事通信社 - 10月21日 21:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=3674548
「軒を貸して母屋を取られる」というが、橋下大阪市長はこの諺の上を行ったようだ。軒を貸して母屋を取られるやいなや、家財道具一式を持ち出し、屋根も壁も柱も全て取り外し、残るは表札と金庫のみという状況にまで追い込んだ。そして橋下大阪市長は残った金庫も表札も返せと言ってるわけだ。
見事である。

しかし、元々が橋下大阪市長のワンマン政党であるから、当然といえば当然かもしれない。みんなの党も渡辺喜美党代表が辞任が引き金となって解党に至った。あの経緯を見ていれば、歴史の浅いワンマン政党をぽっと出のお山の大将が後を引き継いで、勝手なことをすれば、どうなるかは自明の理であったのかもしれない。

それにしたって、比例区選出の松野党代表が民主党と合流を目指すというのも滑稽である。お山の大将になるにしても、それなりの器でなければならない。小選挙区で勝てない人間に、どうして人がついてこようか。党の支持者からすれば、実力で選挙に勝てない者が代表になっている時点で、猿回しの猿でしかないのである。

おわり