先日の夜、仕事終わって家に帰った私は、いつもの日課になっているわんこ散歩をしていた。
いつものように、近所の最寄のJR駅の横にある駅前公園の中を散歩させていた時、
いつもとは違う光景に出くわした。
野宿と思われる人がベンチの上で寝ていたのだ。
というか、正確にはベンチの上で寝袋と思われるものに入って寝ているであろう物体。である。
何でこんな表現で表しているかというと、
すっぽり頭ごとその寝袋の中に入った状態なので、
恐らく(というか確実に)人だとは思うけど、中を見てるわけじゃ無いので確かなことが言えない。という事と、
袋がかろうじて呼吸で動いている事からの推測である。
何でこの時期に寝袋で野宿してるんだ?
よく分からんがひょっとしたら何か深ーい事情でもあるのかも知れないな?
まあ、そっとしておこう。。。
そんな事を思いながら、そのまま横を通り過ぎようとしたその時、
その寝袋の横に停められている一台の自転車を発見した
そして、そこにホワイトボードが掛かっており、
そこには
「東京からひとり旅 13日目」
と書かれている。
ほー
ひとり旅でしたか。
わざわざ東京からこの北海道の地に自転車で。
かなり寒くなってきたこの時期に。
いやはや、ご苦労さまです
ていうか、夏ごろ来ればよかったのに。。。
などと思いながらその場を立ち去った。
ちなみにその翌日の朝。
時間でいうと朝の7時半ごろ。
出社途中にその駅前公園を通ったら、その人はまだ寝ていた。
恐らく寝相でも打ったのだろう。寝袋は先日と違う向きを向いていた。
どうやら寒さで死ぬことも無く無事に一夜を越すことはできたようだ。
何はともあれ、ひと安心。
さらにその日の夜
再びわんこ散歩でその公園通ったら
さすがに居なくなっていた。
恐らく今日もどっかで野宿しているのだろう。
何処の誰かも、人となりも、何処に行こうとしてるのかさえも全く分からず仕舞いだったが
まあ、頑張っていただきたいもんだ。
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