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2015年10月18日12:21

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円蔵師匠

独演会当日の自宅稽古中に訃報を知りました。
かなりショックでしたが、ぐっとこらえて臨みました。

もちろん前座時分からの楽屋の思い出もございますが、
何より真打ち昇進に際して、
「桂文雀」の名前を継がせて頂きたい(以前に先代の7代目の円蔵師匠が名乗っていらっしゃいました)と、御茶ノ水の事務所へ師匠文生と伺った時。

すぐに、その場で現文楽師匠に連絡をして了解を取って下さり、即断で「思い入れのある名前だから早速明日先代の墓参りに行くぞ!それで決定だ」とあっという間にOKの次第となりました。

翌日、横浜山手のお墓へもお忙しい中を同道して下さり、帰りに御茶ノ水の行きつけの中華料理屋でお祝いまでして頂きました。
披露目の口上書き、またパーティーでもご挨拶頂き、鈴本の披露興行では唯一私のトリの時に一日特別出演をして口上に並んで頂きました。

とにかく今から振り返りましてもご恩になりっぱなしでございました。

噺も「猫と金魚」「七面堂」「火炎太鼓」と十八番の大切なネタをお稽古して頂きました。

僭越ながら一門の皆さんを別にしましたら、本当に色々とお世話頂いた方だと自負致しております。


思いはまだまだ尽きません。

とにかく人への気遣いの塊のような師匠でした。
師匠、どうぞ安らかにごゆっくりお休み下さいませ!
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