ちゃんとした子はいたんだ
とある子は 学校では大暴れするけど バル猫の前ではよくお手伝いしてくれたり助けてくれる
とても良い子だった 相性の悪い子と喧嘩はしょっちゅうしてたけど
バル猫が止めに行くとすぐとまった。
相性の悪い子は 今も家で暴れてて高等部にいってもかわらないだろう
薬で発作を抑えない限り
あの子は卒業しても とある施設に就職して真面目に働いていると風の噂にきいた
そう なぜか バル猫を積極的に助ける子ほど 卒業した後 みんなまともに採用される
バル猫を殴ったり言う事をききにくかった子は みんな自宅でお金を払って施設を利用する
就職ができない子たちになった 程度の良しあし まるで関係なく
もちろん 中間の子もいる
そういう子たちの病気の特徴は 感情が顕わになりすぎると発作がでやすい子たちだ
いつも ベットや車椅子で天使の笑顔だったけど 身体の障害もあって自由に動けない
両方のこたち ねえ なんで 主はこんな子らから すべて奪っていくのですか？
就職どころか 意志の疎通が他人とはできないから 病気によわく
いきていくのもたいへんな子たちだった。
一度に重度の児童をみすぎたから対応はできるし 本当にしなければいけないことって
自然にわかる・・・
でもね そういう障害にあわせた適切な対応てね
事情をまったく知らない赤の他人には 威圧や恫喝にしかみえない
犬神つきによくきくのは 言霊法か大金をちらつかせて従わせる方法
貧しいバル猫は 言霊法をつかうんだけど これ 特定の言葉に
大量の音とエネルギーをこめて飛ばすのが基本だから付近の普通の人は
その主の音を聞いたことがないから とんでもない音の圧迫感でものすごくびっくりする
心臓弱い人がそばにいたらあぶない方法
だからね 今回は まったく威圧や恫喝にみえてしまう言霊法を使わなかった
前回使った時 事情を知ってる人が聞いて あんた そんな身と心を削って
それやってる時だけ従わせても すぐ 裏切るよ そいつ
それやられたの すぐ忘れるからねそいつは そんな低級なやつに
そんだけして 外部の馬鹿にきかれでもしてごらんよ 虐待と勘違いされるよ
心臓弱い人にも危ないしさ ここのスタッフは簡単に金の為に裏切るの多いだろ？
それ録音でもされたら 確実に悪用されるよ
そんなやつのために そこまで危険なことする価値ないよ
なんのみかえりもないのに 自分だけが壊れるだけだよ
馬鹿だね あんた それより 昔みたいに 着飾ったり 化粧がんばって
遊びまわりなよ まだ若いんだからさ と言われていた。
なので殴られ続けるのは わかっていたけど
骨折したり身体に支障がでない範囲になるようね
もう 人のために 二度とあれは使わないから
殴られ続けることを これから選ぼう
そんな他の人みたいに怪我をすることもないしさ
どうがんばってみても この世界は 悪いことは 悪いままで 何もかわらないんだ
知的障害だって 本人がのぞまないかぎり よくなる病気じゃないんだ
さみしいけど これが この世の真実だよね
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