いまの貧困と昔の貧困を同一視する精神の貧困。

■３年間放置、乳歯１０本が根だけに　母子家庭の９歳
(朝日新聞デジタル - 10月14日 08:16)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3662020
数日前の日記に、日本のセフティネットの底が抜けた、と私は書いたが、底が抜けたどころではない、中流全体の胸のあたりまで、もうすでに下流の泥沼に浸かっている。

これは１９世紀的貧困とはちがう理由からきているのは明白、なぜなら資本主義は、この３０年コンピューター社会を生み出すことによって、さらに進化してしまった、それを制御していたはずの人間を振り落として進化を遂げてしまったのだから。

はっきりいって文明の暴走といってもいいのだが、それをいつまでも気づかずに、どうせ反日の朝日が書く記事はデマばかりと思っているうちに、自分もまた泥の中に落ちている。

ピケティの著作を読んで、資本主義の未来を信じられるとしたら、それはよほどの楽天主義者（それは◯カと同義語だ）だろうし、もちろん社会主義という歴史的実験は大失敗してしまった。その両方の欠点を結合させたのが中国だろう。

だからこそこういう先進国における貧困をどう解決するのか、できるのか？それを考えるのが経済学者の仕事なんだが、資本主義のほころびた穴を繕っている人ばかりだなあ！

で今年のノーベル経済学賞、何やった人なんだろう？