mixiユーザー(id:100060)

2015年10月14日01:37

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【屍者が】インプット週間【叫びたがってるんだ】

最近 出力が低下しているので 貪欲に映画やら小説やら吸収する側に回ることにしました。

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自分が死んだら 中を見ないでハードディスクは破棄してくれ。

皆もそう思ったことはないかしら?


ネットの徘徊履歴 好きなAV女優のタイプやら、書き損じで破棄したレターやら、

生きた足跡、ログがそこには残りすぎてるのです。

それらの断片から描き出される人物像は 決して 好ましいものとして像を結ばないはずです。

いやだろ?
「お前のじいちゃん 童顔巨乳好きだったんだな。」とか孫がいじめられてたら。


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常々 思うのです。

定期的に SNSに

kiyoten風の文体で、日記を書き、kiyoten風の軽薄さでコメントにレスをつける。

それが自動化できたら。
そんな 割と簡単なことで、永遠を手に入れることができるのではないか。


バッハって知ってる?
あのモジャモジャでいかめしい面した。

そう 作曲家。

とっくの昔に死んでる。
もう、本人はとっくに土に還ってる。



だけど 我々は彼を知ってる。


我々が知ってる彼は 彼の残した曲であり作曲技法。


パターンがあるので、ちょっとしたモチーフがあれば バッハ風に曲を作ることは自動化できるらしい。


死者に用はない。
墓の下で眠っている彼の指や腕や髪や顔に用事はない。


彼のように考え、彼のように曲を産むアルゴリズムさえ現存していれば
つまり、彼は今も生きているといえないか。

肉体の老化や死が不可避なものであっても
それらのアルゴリズムが魂であるとすれば 不要な肉体を捨て、プロトコルとして永遠に存在することこそが 不死ではないにせよ 永遠不滅の存在なのではないか。


自動書記 で 魂の保存はできないだろうか。


魂のアルゴリズムのデジタル化、ルーチン化、パターン化による「生きていない今日」について日記を書くオートライティング。


この世にはいないけども ネット環境とちょっとしたAC100Vの給電で保存される魂。


食欲、性欲、睡眠欲、 肉体からのフィードバックをすべて排除した魂は 果たして 何を語れるのか。


いや 

肉体からの要求をすべて ノイズとして切り捨てて排除した魂は。

きっと語るべき言葉が見つからなくなるのではないか。




甘いものを好きなだけ食いたい。

女の子はいい匂いがするから好き。

本当は仕事も楽器の練習もかなぐり捨てて好きなだけ寝ていたい。


その結果、迷い間違う。

人に見られる自分も意識するから 文章も多少は推敲する。

眠い時は まとまりがなくなり

映画を見た後は日記が長くなる。


この外的インプットから得られる日々の揺らめきこそが 魂の存在の証明に近い



というところでおやすみなさい。


















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