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2015年10月13日22:56

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男らしさ、が死語になった時代、それでいい。

プレイボーイ、ヌードやめるってよ 雑誌「PLAYBOY」がヌードグラビアの掲載を終了へ
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=128&from=diary&id=3660834
プレイボーイとはヌードが売り物のエロ雑誌ではない、あのインタビューに出ることがアメリカにおいては、文化人としてのステイタスなのだ、とまだ童貞で、19歳の予備校生の私に、私たちに教えてくれたのは、作家の小田実さんだった。

日本版プレイボーイは、作家の開高健さんがその編集方針を決めた。日本の中年男にとってのダンディズムであった。釣り、ファッション、そしてあのインタビュー、ヌードはつけたしみたいなものだった。

胸が大きく、ヒップも大きく、ウエストは細く、手足は細く長く、眼差しは動物的で、野性的な女性が、いかにもアメリカの男たちがセックスシンボルとして憧れる女性像のステレオタイプだったのだ、内面は関係ない、知性も関係ない、ただそういうルックスがひとつの象徴として社会に提示されたのだ。

男たちが草食になったから、ヌードが消える、のではない。そんな意見はなにも語ってはいない。

女性の本質がはたしてプレイボーイを愛読する男たちが理想とする、昼間は日曜学校の女教師、夜は高級娼婦、なんてバカバカしい夢、そんなものでないことが明らかだからで、それをアメリカのマッチョ文化の代表がやっと、しぶしぶ認めるようになったということだろう。

しかし皮肉にもアメリカ社会の女性たちの男化(おとこか)の進展は止まらない。女性たちは男たち以上に、肉食に、マッチョへと進化していく、だからこそその圧力に耐えられない心優しき男たちはゲイへと進まざるをえないのか?とまで考えてしまう。

日本においても優しさは無用のものとして、ますます廃棄される傾向が強い。日本の母はとっくに消えて、男たちは父になる覚悟もない。となれば捨てられる子供たちが、老人たちが増えていくのも当然だろう。

男たちと女たちの新しい文化はこのカオスのままどこへ行くのか?子供たちの心を、老人たちの残り少ない日々を、踏みにじらないような葛藤であってほしいと思うのだ。






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