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2015年10月12日22:30

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現野連

ジブリ作品「耳をすませば」の舞台として有名な聖蹟桜ヶ丘に行った。何度か行っているがいい地だ。その日はいつもとは違う降り口から下りた。多摩川の河川敷を歩いていると、何やら甲冑で武装した野武士が八人、合戦をしていた。よく見るとジャージの者やオーバーオールの者、モンゴルの民族衣装を着た者など様々、武器は刀や薙刀を模したものだが盾は西洋チックでエンブレムが描いてあったりと、まるで一貫性がない。生首も転がっていたし。


しばし見た後で河原のほうへ移動したら、先ほど合戦をしていた方角から「うおおおおぉぉぉ」と野太い声が聴こえたので慌てて引き帰した。


戻ってみると野武士が一人増えていた。黒い布で顔を覆った九人目の侍は真打というか、他を圧倒する存在感を放っていた。その男を交え、九人の侍は九方へ散り陣を組み、一瞬の静寂の後、再び合戦が始まった。

合戦の最中、モンゴル調の男が空を指差し「鉄の鳥だ!」と叫んだ。自衛隊か何かの飛行機が三機飛んでいた。侍たちは天に薙刀をかざし、あまつさえ飛行機を打ち落とそうとしていた。



別にショーのようなパフォーマンスではなくオーディエンスは僕らだけだったが、もう僕は彼らに首ったけだったので、ぶらり途中下車の旅の舞の海のスタンスで「これ、何やってるんですか?」と聞きに行った。するとあちらもぶらりのような対応で親切に説明してくれた。

現代野試合連盟、通称「現野連」という団体で、様々な場所で野試合(のじあい)を行っているそうだ。メンバーのほとんどが現在海外で活動中とのこと。来月は福島で活動するそうだ。その他、「武士コン」なるものも企画しているとか。
和洋折衷で一貫性がないことに関しては、「個人の趣味」だそうだ。いつもここで訓練しているわけではないらしい。情報はツイッターを要チェックということだ。2015年、武士もソーシャル化している。

早速、ツイッターを見たら、その時の模様がアップされていた。僕が見たのは白岩隊の集団戦闘訓練の風景だったようだ。多分、あの黒い布の男が白岩隊長と見て間違いないだろう。


現野連ツイッター→https://twitter.com/gendainojiai 上記、10月10日の訓練風景の写真や動画も見られるよ!
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