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2015年10月12日20:12

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左翼運動家の巣窟?(笑)

■外国人観光客はヒロシマを目指す、顕著化する日本人との「意識格差」と国民の誤解
(FUTURUS - 10月12日 10:00)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=218&from=diary&id=3659323
という表現はなにかのジョークなのか?と思ったらそうでもない?かなり真面目にそう書いていることそのものが、平和運動やヒロシマナガサキについての理解、それも日本国民としての理解が浅い証拠になっているのは、皮肉だ。おそらくこの文章の筆者はそんなことを1ミリも思っていないだろうが、あまりにもヒロシマとナガサキの戦後、そして原爆が日本に与えた影響、ヒバクシャの70年、その世界的な評価について無知だと私は思う。

冷戦終結後のいまもサヨクがどうだこうだ、といっている有名人と無名人を信用してはいけない、と私は思う。それは現代史への無知をみずから告知しているだけだから。

ヒロシマとナガサキとは、日本の被害者意識の反映ではない。これは核戦争としての第三次世界大戦の防ぐための悲劇として、防波堤の意味をもった。もちろん日本は加害者であった。ノーモアヒロシマとリメンバーパールハーバーは、対立しないのだ。それどころか同じベクトルをもつ。

またヒロシマとナガサキは太平洋戦争の被害者の増大を防ぎ、日本の降伏を早めたのだ、というアメリカ側の弁明もまた説得力をもたない。

あの戦争とはなんだったのか?あれは侵略戦争ではなかった、日本は正義の為に中国へ進行したのだといまの首相の祖父はいい、その孫であるいまの首相もじつはそう思っているのだが、それをまさに侵略というのだ。そしてあの敗戦を恥辱と考えるナルシシズム、ノスタルジーがすべての基準になる。なぜ無謀な戦争を始め、なぜもっと早く終戦できなかったのか、という責任もまたうやむやになる。

日本人の関心が薄れ、外国人の関心が高まっているというのは、あまりにも表層的で鈍感な分析だ。このヒロシマナガサキはチェルノブイリへとつづき、そしてフクシマへとつながっている。それが今年のノーベル文学賞へも。

ヒロシマとナガサキを忘れようとする勢力はあのフクシマもまた忘れようとしている。その恥辱感の妄想がいまの政権を動かしていることが問題なのだ。




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