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2015年10月10日11:10

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ホールボディカウンターで内部被ばくは測定できないのは常識だと思っていたが……

御用学者はホールボディーカウンターで検出されなかったから、内部被ばくなし としてごまかそうとしている。だから信用できないのです。
<福島原発事故>乳幼児から放射性セシウム検出されず
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151009-00000009-mai-soci

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測れませんよ  ↓ ↓ ↓


放射能から命を守る宮城県南部の会のサイトで『ホールボディーカウンター調査での被曝切り捨て(矢ヶ崎克馬氏論文)』という記事がありました(引用します)。

「1−2 全方位を検出器がカバーしていない測定器特有の問題
用いたCANBERRA社製のFASTSCANは、カタログによると、原発内の漏れた核種もはっきりしているような状況での測定を念頭に置いてあり、いわば、高線量用の短時間検出器として使われている模様である。検出器は7.6 x 12.7 x 40.6cmと大型検出器が2枚で、検出下限が1分間計測で150Bq(4nCi Co-60 )とされる。平田中央病院の検出限界は2分測定で300Bq/全身(Cs-137、Cs-134)とされている。
この対応は正しいのであろうか?
 
 2枚の検出器のど真ん中に 4nCi(Co-60)の点線源を置き、全立体角の6分の1が検出器で覆われると略算して検出器の1分間に受ける放射線数を略略算すると3000発の放射線数となる。これが検出下限ということだから、検出器に3000発ほどの放射線が入らないとこの4nCi(Co-60)点線源から発射される全放射線数(150×2x60=18000)が推定できない(検出下限)ということである。
 
 Co-60(正確にはNi-60)の1崩壊でガンマ線が2本出る。150Bqならば、ガンマ線が1秒間に300本出るのである。Cs137等はBaの崩壊でガンマ線1本放出される。150Bqならば、1秒間に150本のガンマ線が放出される。検出限界設定をCo-60で測定時間1分間と同じ放射線数とするならば、Cs -137等の場合は、300Bqで1分間とするか、あるいは150Bq2分間とするかの対応方法がある。

 平田中央病院の場合は2分間の測定であるので、上記の場合の検出限界の値は、212Bq(300/√2)か、あるいは(2分を1ユニットと考えるならば)150Bqとなる。いずれにせよ2分測定で検出限界が300Bqとするのは高すぎる値である。検出限界値を高くして切り捨てを多くすることを目的とした数値操作の疑いがある。

 ところが、身体全体に放射性物質が分布している場合にはそうはいかない。例えば、1崩壊1放射線として、1放射性微粒子が10Bqで、身体中に15個分布しているとしよう(計150Bq)。この時、1個1個の放射性微粒子から出る全放射線数をキャッチするにはどんな計測条件で達成できるだろうか?検出器の立体角が最大となる上記の条件の場所に放射性微粒子がいたとして検出器に3000発(このWBCの検出下限)の放射線が届くまでにどれほどの時間がかかるだろうか?30分継続測定をしないといけない。

 この場合、一つ一つ放射性微粒子から出される放射ガンマ線を最低30分間の測定をしないと計量できない。高線量の場合や検出器が全方位を覆う場合を除き、低線量で検出器が一部の空間しかカバーしない場合に出現する特殊問題である。結論は、2分間というような短時間の測定では、ずいぶんの過小評価をしている可能性があるということである。もっと長時間測定すればもっと高い値になるのに短時間では低い値にとどまる。要するに早野氏らの計測では低レベルがシステム的に過小評価している可能性が高い。短かすぎる測定時間は、科学的に見れば「仕組まれた切り捨て手段」なのである。(引用終わり)」

 検出限界値や計測時間が不十分のようです。それにホールボディカウンターはガンマ線核種しか計測できません。

 もみの木医院さんでは、『ホールボディカウンター検査は、受ける必要はない』とおっしゃっています(引用します)。

「セシウム137の場合は、物理学的半減期30年>生物学的半減期70〜100日であって、一気にはベータ崩壊とガンマ崩壊が起こりませんが、体から排泄されるまで連続して放射線被曝を生じて発ガン性が高まります。ホールボディカウンターで検出されるものは、この核種です。
 プルトニウムとストロンチウムは、いずれも物理学的半減期、生物学的半減期ともに、2万4千年と数十年(プルトニウム239)、29年と数十年(ストロンチウム90)と半減期の長い放射性物質です。いずれも人体に入ると長期間にわたり細胞を傷害して、しかも近くの細胞を執拗に障害するので、発ガンの危険の特に高い放射性物質です。ホールボディカウンターでは全く検出できない核種です。

 いよいよ、本題のホールボディカウンターですが、NaI(TI)シンチレーション検出機を使って全身を検査するものです。基本的にはガンマ線を放出する核種、セシウム134、137、カリウム40、ヨウ素131などのγ線を放出する核種を検出するものです。ベータ核種のストロンチウム90やアルファ核種のプルトニウム239などの最も危険な核種は検出できません。また、正確に測るには、30分以上かけて、データの分析に熟練した技師が行う必要があり、とても2〜3分の流れ作業的検査では正確な被曝の証拠は出ません。ECRR(ヨーロッパ放射線防護委員会)のバズビー博士は「そもそもセシウムしか重要視していないホールボディカウンター検査は意味がない。こんなものにお金を使うより、食の安全にお金をかけるべきだ。」と言っておられます。

 福島県では、昨年から住民のホールボディカウンター検査が始まりましたが、被曝の検出率は数%と低いようです。栃木県でも、18歳以下の住民を対象に検査を行うように予算が付けられるようですが、どうでしょうか。おそらく内部被ばくが証明できるのは、検査人数の1%以下でしょう。
 事故から1年が経とうとしておりますこれからの時期にホールボディカウンター検査をしても、ヨウ素131は全く検出できませんし、もともとプルトニウム、ストロンチウムは全く検出できません。したがって、ほとんどの人が内部被ばくは無かったとされてしまいます。実際は、ヨウ素131の大量被ばく、プルトニウムとストロンチウムもかなりの量を内部被ばく、セシウムもそれなりに大量に被曝しているのに。

 もし、あなたの子供がホールボディ検査を受けたとすると、おそらく内部被ばくはないと判定されるでしょう。そして、数年後あるいは10数年後に原発事故の放射線の影響でガンを発症しても、それは原発事故のせいではないといわれるでしょう。担当者は、きっとこう言うはずです。「だって、ホールボディカウンター検査で内部被ばくがないと言われたんでしょう?だったら、お子さんがガンになったって、それは原発事故のせいではないですよ。日ごろの健康管理が悪かったんじゃないですか?」と。(引用終わり)」

 どうもホールボディカウンター調査(検出限界値や計測時間を不十分にして)により、健康被害の隠蔽のみならずその後の賠償請求もできなくさせる魂胆のようです。もしこれが事実なら、言葉で表せないぐらい悲しいことです。日本人が日本人になぜこれまでに非道なことができるのか?

 また上記の「もみの木医院さん」の記事でも出ていましたが、3号機はやはり「院長の独り言」さんが解説されたとおり、核爆発だったらしいです。
 そして「院長の独り言」さんによれば、原子炉級プルトニウムも核爆発に使えると言っています〔天動説から地動説のような思考転換?〕)。原子力の平和利用っていうのは、いったいなんだったのでしょうか?

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