mixiユーザー(id:7305854)

2015年10月10日05:08

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二十六夜月

3時に起きて撮影しようと思ったら雨!4時に再度チャレンジ。この時間帯は快晴。金星・火星・木星と並んだ月が美しいが,写真では火星はわからない。二枚目の写真の月の左側に写っているのが木星,ずっと上側に写っているのが金星。火星は暗くて,この写真には写っていない。
二十三夜の投稿でも記載したが,二十六夜も月待ちの風習があります。月待ちは,特定の月齢の日を忌み籠もりの日と決めて,講を開いて,飲食しながら月の出を待ち,月を拝むという風習である。立待月,臥待月(寝待月),二十三夜月が一般的であるが,二十六夜月を対象としている地域もある。一般に, 月光の中に阿弥陀仏・観音・勢至の三尊が現れるという言い伝えが残っている。江戸時代に盛んに行われたが,明治時代以降,ほとんど廃れていった。今で言えば,月の出を理由に行う大宴会であるといえる。二十六夜の月の出は午前3時ころとなり,水平線の見えない地域ではさらに30分から1時間ほど待たなければならない。しかも,日本は低い高度の空に雲がかかっていることも多いので,いつも見られるとは限らない。そして,登ってきた月を肴に講を続けていると,やがて日出となる。結局明るくなるまで飲む訳だ。
私は天文を趣味とするが,二十六夜月から払暁月まではそんなに見る機会は多くない。今回自宅から撮影できたのは,珍しいことである。

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