mixiユーザー(id:42739509)

2015年10月08日01:09

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想像していたよりも ずっと未来は現実的だね

ハルイチ先生はこう仰せだが俺はここ最近の未来化ってなかなかどうしてスゲーと思うぞ。

というわけで幸か不幸か需要があるようなので←
某バイク用インカムのインプレとか書いちゃう

その前に
バイク用インターコムについてご存知ない方のために
ちょっとだけ予備知識

言うまでもなくバイクで走行中に他者と会話するのは非常に困難である
後ろに乗ってる相手との会話ですら結構な声を張り上げないとダメなレベル
車体に無線機を積むという手はだいぶ以前から存在したんだけど
車両の負担、コスト的な問題、さらに無線機だから無線の免許が要るってんで
まぁ実際金持ちおっさんライダー(←偏見)の中で使われる
マイノリティな装備だったわけですわ

そこへ来てここ最近爆発的な普及を見せているのが
Bluetoothを利用したバイク用インカムである

一般に機器本体をヘルメット左側下部に装着し、
マイク・スピーカーは内装の内っ側に配線を通してヘルメット内部に固定する

Bluetoothのメリットは大きく二つあって
・なんといっても免許不要
・Bluetoothを使用するスマホ・ナビ・レーダー等と連携させて
 ナビやレーダーの音声を聴いたり走行中に電話を取ったり音楽を聴いたりできる

これでもう
「トイレ逝きたい……でも今止まったら置いていかれる……」とか
「我、ガス欠ニ依リ走行不能。繰リ返ス、我、ガス欠ニ依リ……(プツン」とか
「あれ?地図によるとこの道で……ってこれ『地球の歩き方』やん!」といった
これまでソロ・マス問わず起きてきた数々の悲劇や過ちの連鎖を断ち切るのみならず
『ご主人様、この先で国家権力がマウストラップをしかけてるにゃん!』といった情報が取得できたり
『○○くんと(インカムで)繋がったままツーリングできるなんて……頭がフットーしそうだよおっっ』

……ええと何の話だったっけ
まぁインカムとはそんなものである

そんな中で
今回お店にデモ機として入ってきたのが

フォト

これである

SENA 10Cである
今夏発売したばかりの最新鋭機である
なんだかアーマード・コアに出てくるパルスガンみたいな形である

ちなみに国内シェアNo.1の国産インカムB+COMの最新型は
http://www.bolt.co.jp/bike-intercom/bcom_bluetooth-intercom_top.asp
ACのパーツで言うとレーザーブレードみたいである

全世界50万台の売上を誇るヨーロッパの雄、
MIDLAND社のBT-Xシリーズは
http://www.midlandradio.jp/product/intercom/btnextc_01.html
AC的には小型ミサイル?

も う い い か !

閑話休題(と書いてええとなんだっけと読む)

超高音質をうたうB+COM
世界展開から来る生産量にものを言わせたコストパフォーマンス・
無線機専門の老舗としての独自機能が売りなBT-Xシリーズに対し、
SENAの製品はデザイン・機能とも
非常に面白い試みをしてるものが多いのが特徴である

例に漏れずこの10Cもそうなのであるが、
最大の特徴はカメラ内蔵型であるということである
バイクのヘルメットや車両本体に取り付ける車載カメラも
ここ最近人気の電装アイテムであるが、それをいっそインカムと合体させてやろうかぁ!
というマッドサイエンティスト的融合合体思想によって生み出された
現状唯一無二のカメラ搭載機である

先ほどインカムはBluetoothで音楽が聞けるとお話ししたが
この10Cはプレーヤーから音楽を飛ばしている状態でカメラを起動すると
その音声をミックスして動画に保存する
マイクに向かって喋ればその音声もミックスする
どうです、奥さん!
これなら面倒な動画編集も一切不要!!
というわけである。

こんだけ長い前フリから
ようやく使ってみた感想に入るんであるが

その前にここでひとつ重要な予備知識をば。

不肖ねこると、実はSENAのインカムが
大 っ 嫌 い で あ る (核爆)

……(核爆)とか久しぶりに使ったってくらい嫌いである
面白い試みを試すのはいいが、いまひとつ動作の安定性に欠けるからである
聡明なねこるとファンの方はつぶやきをもしかしたら覚えておられるかもしれないが
依然SENAの新型インカムをお客さんに売ったところ
しょーもない初期不良が発生し
メーカーさんなぁんにもしてくれないので
やむなくバイクを二時間走らせてお客さん宅まで自走して
平謝り後お客さん宅の玄関先で良品在庫を取り付け直しさせられて以来
あまりお客さんにも強くオススメしていないのである

今回も
「えー、俺売るのヤダー」って言ったら
デモ機をメーカー研修から持って帰ったうちのインカム担当が
「いや、それは勤務態度的にどうなんすか」
とかいって珍しく普通にキレるもんだから
とりあえずお借りして使ってみることになった次第

結論から言うと、
万能は単能に劣る。
しかし、
単能には劣るが非常に上手く仕上がっている。

……な感じか。
動画の質としてはそのまま普通にうpに耐えるレベル、
加えて音質も平均レベルをクリア。
お借りして今日で三日であるが今んとこ快調作動中。
(ちなみに前述の不具合事件を起こした20Sからは
 不具合の原因となった厄介なマウント方法をシンプルな方式に変更してある)
まぁこればっかりは
ある程度数が出て見ないとほんとに分かんないところではあるし

なんといっても超高音質・高品質を売りにしていたB+COMが
最新鋭機の5Xで販売分全数リコールな勢いの大チョンボをぶちかましちゃったことにより
その牙城も崩れつつあったりしてそれを思えばあんま気にならないレベルというか
ていうかサインハウス大丈夫か

ただ、車載動画を取ってうp……という観点から見ると

・BGMのボリュームを上げ下げすると、それが動画にも反映される
・リダクションのおかげでウィンドノイズはかなり軽減されているようだが、そのくせマイクが拾う息の音はがっつり入ってる

……ので、

みんなに俺の車載動画見て欲しいッ!という想いを持ってガチの「作品」を作りたい人は
やっぱGoProなりContourなりで撮って
後から編集でBGMとか入れるほうがいいと思う

ただ、この10Cの登場で
車載動画のハードルはまた一段下がったように思う。

正直、
実際撮ってみるまでは
車載動画とかどないやねんと
不肖ねこるとも思ってました←

意外と、楽しい。

ちなみに
今回比叡山走ってきた動画は
現状動画サイトとかにあげるつもりはないです。
自分のヘタさ(バイクの操縦的な意味で)を
再 認 識 し ち ゃ っ た か ら ね !

ただし、
しっかりばっちり保存してあるので
観てみたいマイミクさんには
どないかしてお渡しします。


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