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2015年10月05日19:48

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小石川植物園・博物館 と F-86Dセイバードックのカレー屋


 まずは前菜話題から。

 「レインボウスパイス」というカレー専門店がありますレストラン
 以前、きつねのるーとさんが「戦闘機のキャノピーらしき看板を掲げたお店が立川駅南口前にある」と写真をネットに公開したのですが、瞬時に「これはF-86Dでわっ!」と反応してしまいました。
 それから間が開いてしまいましたが、ようやくお店に行って来ました。

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 一見すると大きさから有りがちな「F-86F セイバー」と思ってしまいますが、特徴から「F-86D セイバードック」と判断しました。

 ランチタイムだったので、お得なダブルカリーにしましたうまい!
 バター(左)と、今月のカリー「ガーリックチキンマサラ」(右)を選択しました。

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 ナンは無く、ターメリックライスのみ。
 上に山盛りに成ってるのは野菜のサブジです。
 
 一口食べれば、相当なこだわりカレー屋である事が分かります。
 全体的に味はヨーグルト的酸味が強い傾向のようです。
 特にガーリックチキンマサラはニンニク好きな私にはストライクど真ん中でしたうれしい顔

 看板について女将さんと、女将の友人らしい常連の女性と話をしたのですが、お店としては戦闘機のキャノピーという事しか把握していないそうです。
 F-86Dだと思いますので、画像検索して元の戦闘機見てくださいと言っておきました。
 今度行った時は、入手事情なども聞いてみたいと思います。

 許可を頂いて、看板の細部も撮りますカメラ

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 日が暮れるとこんな感じ夜

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 駅のデッキから見るとこう。

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http://rbspice.exblog.jp/







 さて、本題ですわーい(嬉しい顔)
 小石川植物園に行ってきました。

 近辺の建物ウオッチ家
 これは古いのか、クラッシックなデザインな新しい建物なのか今ひとつ分からず。

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 こちらは味わい深さ満点な蕎麦屋。

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 入り口に着きました。

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 正式には「東京大学大学院理学系研究科附属小石川植物園」といいます。


 早速、隣接保存されている「旧東京医学校・本館」の見える場所へと向かいます走る人

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 周辺は日本庭園です桜

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 ここではミドリガメは駆除されないようですね。

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 別のアングルから建物を見てみましょう。

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 では園内を巡ってみます。
 消火栓は生きてるか分かりません。

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 関東大震災記念碑。

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 裏に大正十三年九月一日と刻印があります。


 都心とは思えない光景ですクリスマス

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 ここでも高そうなカメラ構えたお年寄りと女性を次々と多数見かけましたあせあせ

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 フレーム左外に、このグループのお師匠様らしき老人が居ますが、トンチンカンな撮影アドバイスを繰り返していて、でもハードには拘るようでしたから、どうやら写真家ではなくカメラマニアのようですむふっ
 両者は同じと思われがちですが、全く違う人種なのです。
 行動を観察すると、右端の女の子だけ才能が有りそうでした。


 この日は彼岸花と昆虫の天国でしたチューリップ
 私も久しぶりにこれらの被写体を撮ってみましょう。

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 この日の晩に放送大学でやった植物の講義にこの写真と全く同じアングルが偶然出て笑いましたTV

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 旧小石川養生所の井戸。

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 木製電柱も今は機能してませんが、意図的に残されているようです。

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 温室は延命工事中で入れませんでした。

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 オリンパスのカメラはよく変な写真を写してしまいますが、これも何故上のカエデにピントが合って中心付近をボカすのか?

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 ガレージの場所は、元々は別の建物があったのが分かります車(セダン)

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 柴田記念館。

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 この「忘れてます」感がたまりませんウッシッシ

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 本館は昭和初期の建築で、半地下部分をクローズして部屋にしてる以外はオリジナルのようですウインク

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 時計塔の中に螺旋階段が見えるので、屋上が展望台に成ってるようですね。


 中には入れません手(パー)

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 玄関脇に置かれた子供用?ベンチがいい味です。

 一方、こちらの型紙みたいな金属板は何でしょうね?

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 「帝大下水」危険・警告

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 売店も、自販機が無ければ味わい満点なのですが。

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 甘藷(サツマイモ)試作跡の碑。

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 太郎稲荷いい気分(温泉)

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 入り口に戻って植物園を出ます(旧医学学校の場所からは入れませんが、出る事は出来ます)
http://www.bg.s.u-tokyo.ac.jp/koishikawa/

 園の外側から旧東京医学校へ向かいます。
 周辺には味わい深い物件多数ほっとした顔

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 双石柱が見えますから、元々はここに門があったと思われます。

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 旧東京医学校の入り口に着きましたチャペル

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 現在は「建築ミュージアム」と成っています。
http://www.um.u-tokyo.ac.jp/exhibition/annex.html

 4年前にも来てますが、その時は「東京大学総合研究博物館小石川分館」でした。

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 当時は、建築模型の他、生物標本、造船、機械、電気医療の古い器具が何の説明も無く展示されてる不思議空間でした。

 その時は台風15号被害で植物園は臨時休業台風

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 そして現在。

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 以前はテラスにも出られたのですが、今は屋外には出られません。

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 エントランスには金床と金槌の頭が。

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 その色合いから、遠くから見るとレンガのようですが、木造建築です。

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 今も維持補修作業が続けられてます。

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 まずは一階を見てみましょう。
 館内撮影自由です。

 デジタル化で不要に成った資料整理カード。

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 一番上の引き出しは実際に見る事が出来ます。
 官庁のラックから「陸軍省」の引き出しを見てみます矢印左右

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 振り子時計と、右は木製のスピーカーボックス。

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 上の梁には、以前は風速計が置かれてましたダッシュ(走り出す様)

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 では以前有って今は無いものがどうなったかというと、インターメディアテク(以下IMT)に移管したそうです。
 でもそちらでもこれは見当たらず。


 このチトセ電気製水銀整流器と、その向こうの東芝の配電盤は元の用途不明電球

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 建物はオリジナル保存ではなく、主な構造材は現在は強度を担っていない事が分かります。

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 建物の中にツインチューブモノコック(空調内臓)があり、そこからボックスフレームを出した構造に、旧建物の外観を被せてるって感じです。

 全体に目を奪われ過ぎて、細かい点の観察記録を忘れてはいけません。

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 以前のこの部屋です。

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 カブトガニは、今はIMTで卓上の高さで見る事が出来ます。


 地球儀はオランダから昭和初期に贈られたもの。

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 政治的配慮で着色してない状態で来日し、国境は日本で引いて着色したそうです。


 生物標本は棚ごとIMTに移動。

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 二階はこんな感じるんるん

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 この辺りは以前と大差ありません。

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 東大関係の建築模型の部屋。

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 造船、造兵、土木学科の建物。

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 かつてはこんな感じ。

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 元の東京医学校本館の図面も掲示されてました。

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 現在行き場が無い東京オリンピック用の模型はこんな所に。

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 この伸縮式門扉も出所不明。

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 次は二階真ん中の部屋です。

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 かつてはこの部屋には、製図用具と、造船関係の模型、貝殻と珊瑚の標本が展示されてました(勿論、何の説明も無く)

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 上の画面に写っている物は全てIMTに展示されてるのを確認しました。


 そして、東大水槽試験用の所謂、徳川模型、平賀模型の数々です船

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 軍縮条約時代の戦艦設計の主だったテーマが、抵抗の減少よりも、推進効率の向上を優先的に向けられていたらしい事が模型形状から推察されますね。

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 結局、日米同じような考え方に立脚しているらしい点が興味深いです。

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 東大水槽は80mと小さかった為、模型もかなり小型です。
 当然試験も、船体は比較試験のみしか出来なかったと思われます天秤座
 なので、球と飛行船状の物体は、抵抗基準値をセットする為の物ではないでしょうか。

 プロペラも当時はキャビテーション水槽はありませんから、今日のPOT試験のみだったと思います。

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 オウムガイが見えますが、標本ではなく、おそらく基礎研究に使われた模型のようです。

 余談ですが、プロペラを取り付けて水槽を走らせるプロペラ抵抗試験装置が三菱長崎の資料館に保存されてます。

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 やや左手にポッド状の物体がありますが、その左方向にロッドが出ていて、その先にスクリュウプロペラを取り付け、水槽を走らせます。
 床に見えるのは、ポッドの蓋です。

 話を戻して、IMTで見られるこれらの船舶関係の器機はごく僅かです。
 展示責任者は生物が専門で、これらの標本は解説付きで見られるのですが、工学系は仕方無しに置かれてるって扱いですボケーっとした顔
 特に造船は悲惨で、電気医療に到っては全く展示が有りません。
 館長はものの分かった人物ですので、今後の改善に期待したいと思います。



 二階北の部屋は、現在特別展用のスペースに成ってます。
 かつては機械工学の教材と、天秤、光学、電気医療器具などが置かれてました。

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 引っ張り強度測定装置。

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 タイガー計算機。

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 レントゲン。

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 真空槽かと思ったら、ただの標本瓶ですね。

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 これらは現在、ケース無しの状態でIMTに展示されてます。


 田熊式ボイラの模型。

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 現在、所在不明。


 ワットの蒸気機関機能教材おにぎりおにぎりおにぎり

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 実はこれはカットモデルで、IMTでは写真と反対側を表にして展示されてます指でOK


 雰囲気中、又は真空中で何かをする装置だと思いますが、詳細不明。

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 卓上旋盤っぽいですが、教材のようです。

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 左下はジョイントの教材。
 これら動力伝達教材が点数では最も多いです。
 旋盤はIMTでは、鋳造展示棚に置かれており、この棚も見物です。


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 モーターがカラの戸棚に一つ置かれてましたが、おそらく真空ポンプ用の電気モーターなのではと思います。

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 三穴ピトー管ですが、現在の五穴管の祖先ではないでしょうか。

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 スピードメーター(手前)。

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 動力シャフトやフライホイールの周速を測定するものだと思います。


 遠心ガバナーの教材と思われる物体。

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 これも私の知識では判別不能器具。

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 銘板にイリスとあるので、ドイツ製の発電教材だと思うのですが。
 他の物含めて識者の意見求む。


 さて、インターメディアテクは、旧帝都中央郵便局跡の建物内に設けられてます郵便局

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 外観はそのままですが、やはり内部は別物です。


 屋上から東京駅(つまり帝都中央駅)を見ると、こんな感じ。

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 昔の列車には郵便車が連結されてましたが、郵便物の迅速な処理を目的として、各地の主要駅と郵便本局との位置関係は必ずこの状態とされ、郵便車は東海道線なら下り方向に連結されてました。

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 画面の真下(現在は、はとバス乗り場)を見ると・・・・

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 クラッシックなマンホールが見えますサーチ(調べる)

 
 地上から。

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 駅と郵便局の間はトンネルで結ばれており、このマンホールはその名残りです。

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 「逓信省」のモールドの痕跡が分かりますが、読み取る事は磨り減った今は出来ません。

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http://www.intermediatheque.jp/


 西側から郵便局を見ます。

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 さらに背後に皇居の位置から。

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 昔はこの目の前に交番がありました。

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 現在、東京駅前交番は、明治村に移設されていて見る事が出来ます。

 おしまい。
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