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2015年10月04日01:13

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バイク漫画。

昨日、打ち合わせの帰りにブックオフにより漫画を物色。

ブックオフの大きい店に行くと

「こんな漫画が有ったのか!?」

と驚かされると事も多く、なおかつ安いのでお得なのである。
昨日買った漫画は

「ほのぼのマンガ バイクのお医者さん」という作品で、
作者は花輪明宏という方。

一瞬花輪和一さんの新作か?とか思ったが・・・・
いまどきトーンを殆ど使用せずにカケアミとかで表現するあたり
当たらずとも遠からずか・・・・・。

作品は「バイクのお医者さん」というタイトルの割りにはどっちかと言うと
バイクを通した青春物語で、
特に最初の頃は(スーパーカブ編)は薀蓄がたくさん散りばめられているのであるが、
(構造とかではなくバイクと開発者ののヒストリーである。)

いまどき珍しい線の多い絵柄と、昔懐かしいコマ割り、アングル、カメラの引き具合、
中には18コマに割っている所もあり、
短いP数で情報を詰め込むだけ詰め込んでいる。

ともかくマンガに対する愛情(当然バイクにも)に満ちている良作である

一点、不満といえば「バイクのお医者さん」というタイトルで言うと
個人的にはバイクの日常点検、故障時の対応、整備、チューン等の情報が
入っている物だと思い手にとって見たのであるが、

最初に書いたとおり、どちらかというとバイクを通した青春劇であり、
特に第2章のVT編になるとサブタイトルも

「自分探しの旅・VTミキちゃん編」

と有るように完全にミキちゃんのお話である。
(ミキちゃん大好きなんで全然良いんだが。)

ただ、個人的なことを言わせていただくと
「バイクのお医者さん」というタイトルが付くのであれば、やはり
バイクのお医者さん的なお話を期待しておりましたなぁ。

バイクのマンガはたくさんあり、バイクの整備や薀蓄の載っている作品は
多々有れど、
基本的にラフな絵であったり、或いは中級者向けな感じであってなかなか
痒い所には手が届きにくいところであるが、

マイミクさんが某月刊誌で10年近く連載されていた作品などは
サービスマニュアル(技術者用だからある程度分かる人用)より手順が細かく
注意点なども一々ポイントとして書き添え、
それをストーリーに絡めて行く・・・という手法であった。

そういった意味でストーリーがバイク整備に偏るのはある程度
仕方が無いところであるが、
作品を描く上で、単純に整備だけで終わらせない、

どういった経緯でバイクが壊れ、あるいは不調になり・・・などなど
バイクマンガは数あれど、両方の臨界点を極限まで突き詰めると
ああいう作品になるのであろうと思われる。

だが、作品的には真ん中を通るのはあくまでバイクの整備、バイクいじりである。
そこが良い。

ストーリーを絡める・・・・というと「マンガ作品」としてどうしても込み入った
「バイクに乗る人側」の色々なドラマの比重が高くなるのは仕方ないとして、
実際問題オイル交換のボルトの回し方・・・とか、
そんな事まで描写しようとする作品なんかこの先そうそう現れるとは思えない。

アクション映画とかで監督が


「この作品は単なるアクション作品ではなく、人間ドラマを〜〜〜」


などというしゃらくさいコメントをよく耳にするが、
「アクションだけの馬鹿映画」とか言われるのが悔しくて
そんな事ほざいてるとしか思えない。
(もちろんマイミクさんの作品はバイクいじりに特化しているが、
 バイクいじり馬鹿マンガでは決して無いが・・。)

バイクいじり人間が手にし、とことんまで納得できるバイク人間のためのマンガ。
サービスマニュアルは最初から最後まで読むの大変だから
今現在困ってるところを開いてそこだけ読んだりする物だけれど、
あの作品であれば作品を楽しんでいくうちに自然に知識も吸収できる、言わば
バイクマニュアル版「学研」!と言った所か・・・・・・

言いたい事は、「とにかく本にしてくれ」という事である。

マニュアルとか、手元にないと意味ないでしょうが!
月刊誌のバックナンバーで揃えようと思えば大変だし、第一金がかかる!

大ヒットする漫画かと言われれば、「バイク人間なら買うでしょうね。」としか言えんが
長く長く、いつまでも愛されるロングランマンガであると言い切れる。

出版社であれば「うちはこういう方向の物もきちんと出してますよ?」

と自慢できる良い機会である!


紙媒体にして本屋さんに並べてくれ・・・・・・・・・・・・ッッッッ!!!!!!!!!


タイトルは「イケイケチューンでgogo」である。





良いからとにかく本で出せ!!!!!!!!!!!!!!!!


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