ヤフオクに出ている、FR-2LEが気になります。
最初、これを買うんだというので、ライカレンズのズマールをレモン社に委託に出して、資金の目処をつけて、ヤフオクでいろあろ探しまくったのです。
35000円でスタートしています。
自称、新品未開封です。
問題は保証書の有効期間内かということで、有効期間内なら、悪ければ、無償修理してもらえばいいのです。
レモン社にズマールは売れたか確認したところ、写真を撮ってからお店に並べるので明日かなとか言っていました。
ホームページに載せるようです。
北新宿だったか、山崎さんのところ、写真レンズ光学研究所で、レンズの再研磨をして、当時はなかったマルチコーティングを施しています。
マルチコーティングをするところは別に珍しくないようですが、そのレンズに最適のマルチコーティングを施すのは、結構難しいのです。
山崎さんは、写真のレンズを設計し、製作し、販売しているので、写真のレンズを知り尽くしています。
ライカレンズの型を持っていて、レンズの表面に、仮に0.5ミクロンの傷が一杯ついていたら、仮に1ミクロン表面を削って、傷を無くしてしまうのです。
この職人芸は世界広しといえど、出来るのは山崎さんだけのようです。
私も3本くらい、山崎さんにおねがいしました。
うち、1本は沈胴式のエルマーレンズの最初期のもので、世界中のライカファンが聖書のように崇める本に、タコとけなされ、写りは悪いと言われたものです。
山崎さんはちょっと調べているうちに、エルマーレンズで、これがいいと言われているものより、ずっと素性がいいのに、気付いたそうです。
それで、実に本気を出して、文句なく世界で一番写りのいいエルマーを作ってくれました。
一番前と一番後ろだけ、マルチコーティングしたそうです。
本来のエルマーのよさを最大限生かしたようです。
このレンズの再研磨、マルチコーティングの結果、最高のエルマーが欲しい人は血眼になって、そのタイプを探しまくったそうです。
伝説となった修理だったのです。
惜しいかな、レンズのガラス部分は、最高になったのですが、レンズのボディ部分の油が劣化し、絞りを回すのが相当力がいるので、ライカ3型、3aになる前の機種か、昭和8年より前だったかのボディと一緒に金欠のとき、当時のレモン社に委託に出しました。
レモン社の人は、レンズを覗き、すげぇと溜息をついていました。
当たり前ながら、売りに出した翌日にはもうありませんでした。
阿呆な私は、またお金に余裕が出たとき、3fを買って、付いていたエルマーの再研磨を山崎さんにまた、お願いしました。
山崎さんは温厚な方なのですが、一世一代の大仕事をしたレンズを売ってしまったのーと呆れかえっていました。
あなたはレンズの良し悪しがわからないのと言われて、雨の日に、ありふれた風景を撮影して、実に瑞々しい風景が撮れるので気にいっていたのですが、絞りが固くなって回らなくなったからと説明したら、しょうがないなぁと、えらくがっかりしていましたが、エルマーを再研磨してくれました。
この3aは川崎の関東カメラサービスにオーバーホールに出したところ、部品が違うところについていたり、部品が足りなかったりしたのですが、足りない部品は、サービスで、ライカのゴミのようなボディから取ってきてつけてくれました。
この、3fとエルマーは、死ぬまで持っていると思います。
老後の人生で、またフィルムの写真を撮るくらいの余裕があるといいなというのが、私のささやかな夢なのです。
その夢の実現には、ハイレゾ自然音、及び、ハイレゾ録音が絡んできます。
そのために、FR-2LEにするか、サファイアプロ24にするかで悩んで、プロ24にしたわけです。
ただ、FR-2LEはどうなるか気になります。
下手したら買うかもしれません。
カメラは腐るほどあるのです。
レンズも腐るほどあるのです。
どれも、名機であり、名レンズです。
資金は捻出出来るのですね。
追加 FR-2LEを入札することはないかなと思う事件が起きました。
間違いなく、最高級品です。
私の求めている最高級品です。
不思議だー。
どうなっているのだろう。
オリンパスのZUIKOレンズのネ申レンズを1本売る気になりました。
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