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2015年09月24日20:31

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馬鹿なマスコミのせい

新国立「JSCと文科省に責任」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=3631126

マスコミが徹底的に叩いたザハ氏。

『2015.9.24 09:04

ザハ・ハディド氏に金メダル 英建築家協会「高度に実験的」だが「世界に求められ」

 王立英国建築家協会は24日、東京五輪で使う新国立競技場の見直し前のデザインを担った女性建築家ザハ・ハディド氏(64)に、2016年の「ロイヤルゴールドメダル」を授与すると発表した。160年以上の歴史を誇る賞で、毎年優れた建築家を一人選んで表彰。女性が選ばれたのは初めて。

 ハディド氏は「特に初の女性として栄誉を受けることを大変誇りに思う」との声明を公表。今はより多くの女性建築家が認められ「すさまじい変化」が起きているが、そうなるのは「容易ではなかった」とし、今後も前進する決意を訴えた。

 同協会のダンカン会長はハディド作品について「高度に実験的で、精密さを要求する」と指摘した上で「世界中の人々に敬われ、求められている」とたたえた。(共同)』
http://www.sankei.com/world/news/150924/wor1509240020-n1.html

つまり、ザハ氏は英国が誇る建築家なんですね。

TVで偉そうにコメントしている建築士とは格が違うんですよ。

『ザハ・ハディド、女性初の王立英国建築家協会ゴールドメダルを受賞
2015/09/24 19:59

ザハ・ハディドが2016年のロイヤル・ゴールド・メダルを受賞することがわかった。

王立英国建築家協会が授与する同賞は、直接的もしくは間接的に建築の発展に大きな影響を与えた人物や団体を表彰するもの。1848年に創設され、これまでの受賞者には、フランク・ゲーリー、ヘルツォーク&ド・ムーロン、伊東豊雄、安藤忠雄、ノーマン・フォスター、丹下健三、フランク・ロイド・ライトらが名を連ねている。

ハディドは、女性として初めて同賞を受賞。「特に女性として初めてロイヤルゴールドメダルを受賞することをとても誇りに思う」とコメントしている。

イラク・バグダッドに生まれ、ロンドンを拠点に活動するザハ・ハディドは、イタリアの国立21世紀美術館MAXXI、ドイツのヴィトラ社消防所、ロンドン・アクアティクス・センターなどのプロジェクトで知られるほか、『東京2020オリンピック・パラリンピック』の会場となる新国立競技場の見直し前のデザインを手掛けた。2004年には女性で初めて『プリツカー賞』を受賞している。』
http://www.cinra.net/news/20150924-zahahadid

建築士で批判している人はどのぐらいだっただろう・・・。
内容を知れば、ザハ案が適当と判断できると思うのだが。

『「もっと早く公開していれば」。専門家が分析する、ザハ・ハディド・アーキテクツの新国立競技場プレゼンテーション動画 片山惠仁( @YOSHIMASAKATAYA)
Master
アスリートナレッジ編集部です。当媒体が継続的に新国立競技場問題を取り上げていることはご承知の通りですが、本日ザハ・ハディド・アーキテクツ(以下ZHA)より新国立競技場に関するプレゼンテーションが発表されました。予定を変更し、この動画に関する専門家の分析を紹介させていただきます。
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※これまで、アスリートナレッジでは新国立競技場問題について以下のような記事を掲載しています。お時間のある方は、本記事を読まれる前にぜひご参照ください。

■首都圏は圧倒的に人が足りなくなる 新国立競技場騒動の虚と実(1) 千田善( @ZenChida)×またろ( @mataroviola )

■ゼネコンは本当に暴利を貪っているのか? 新国立競技場“騒動”の虚と実(2) 千田善( @ZenChida)×またろ( @mataroviola )

■日本ではスタジアムの知識が共有されていなさすぎる 新国立競技場“騒動”の虚と実(3) 千田善(元オシム通訳)×またろ(一級建築士)

■コスト増の“犯人”は開閉式の屋根である 新国立競技場“騒動”の虚と実(4) 千田善( @ZenChida)×またろ( @mataroviola )
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 ZHAによるプレゼンテーションビデオのURLはこちら(埋め込みが禁止になっており、リンクのみ掲載いたします)
 
 https://vimeo.com/137305168
 
 重要な要点はいくつか有りますが、やはり「新整備計画では間に合わない」「五輪後の使用用途をハッキリ見据えている」という2点をしっかり押さえていることが重要ではないかと思われます。
 
 (株)片山惠仁建築設計事務所代表取締役の片山惠仁(かたやま・よしまさ)氏は、ZHAによるプレゼンテーション動画を見た上の感想を次のように述べています。
 
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片山惠仁 ザハ事務所(ZHA)は日本の大衆マスコミがいかなる批判を行なってきたかを良く分析していて、それに対して一つずつ打ち返している印象を持ちました。フェーズは「デザイン論」「工期論」「機能論」「アーチ論」に分かれており、それぞれ次のようにまとめられます。少し長くなりますが、以下の通り。
 
■デザイン論
1)ザハ事務所が非常に経験のある事務所であることを明示
2)新国立ザハ案が日本近代の建築の歴史、とりわけ丹下健三先生の代々木(国立代々木競技場)にインスパイアされていることを明示
3)夜景における日本の行灯のような効果も強調
4)内部歩廊における木張りとか案外ヒューマンスケールであることも強調
 
■工期論
5)白紙撤回におけるあまりに短いデザイン期間に憂慮を明示
6)デザインビルドの契約の不透明さに憂慮
 
■機能論
7)固定席8万人におけるフットボールスタジアムは
 顧客に受け入れられないものとなるだろうと表明
8)テレビ放映用にはかなり高い位置から
 照明を多数釣る必要があるので屋根の形状に制約があると説明
9)観客用屋根は東京の夏で考えると大型化が必要と解説
10)周辺設備も長期的収益を考えると減らさないほうが良いと解説
11)仮設席が長期的収益において良いスキームとも言えないと解説
12)サドル型スタンドはメインスタジアム側を増やす良いデザインだと解説
13)サドル型スタンドで周辺への圧迫感を減らしていると主張
14)スカイブリッジという公共歩廊によってジョガーや散歩する人も楽しめると主張
 
■アーチ論
15)キールアーチによって工程を3カ月縮めることができる
16)屋根における面積当たり鉄骨量が多くないと主張
17)2500億円という価格から、このプログラムでは大きく値段は下がらないと主張
18)日本の工賃の上昇を主張
19)どうせ高値発注するなら良いデザインで作る方が得だよと主張
 
 
このビデオを見て痛感したのはザハはコンテクスチャリズム(都市の文脈を重視する思想)の寵児であって、決して奇抜なデザイナーのようなものではないということです。上記(1−4)におけるデザインの説明は、まさにコンテクスチャリズムです。都市の建築の歴史、その国の造形の歴史を良く見込んでいますよと表明しています。そして祝祭的スポーツ施設における経験が流石だなと思うのは(7−13)のあたりです。
 
(7)陸上競技場併用型8万人スタジアムはサッカー観戦においては最悪である。これはFIFAのスタジアム評価基準において座席の離れ+高さで評価される見やすさ指数みたいなガイダンスもありますから、スポーツ界の人々はもっとこのことを論ずるべきだと思います。
 
(8)確かに今中継されている北京の世界陸上の映像を見ても思いますが、陸上競技におけるハイクオリティな中継においては、逆光にならないようかなり高い位置の照明を使えるスタジアムが有利です。
 
(11)仮設が経済的に良いスキームかどうかという議論です。こちらも非常によく理解してもらいたいポイントです。仮設といえど永設物と同じ安全性で作るわけですから、イニシャルコストは大きく下がるわけではない。敷地の異種利用等があるなら意味がありますが、仮設というスキームの実際的な困難さを丁寧に説明していますね。

(13/14) サドル型スタンドが良い席を増やしつつ街への圧迫感を減らしてますよという論点も 外観パースを見せながら解説していますよね。
 
(14)空中歩廊なども含めて上手く木材仕上げを活用しているようですね。船舶デザイン的な面白いニュアンスを感じました。また、あのコースはジョガーにはたまらないだろうけど、かなり走力は要るでしょう(笑)。

 ということで総論になりますが、ZHAは相当に日本のマスコミでの叩かれ方を分析し、叩き返すためにこのビデオを作ったのではないかと思います。あと、意外なまでに外観の先端側を強調し、「コンパクトに見えるように努力したんだぞ」と言いたいのも判ります。ただ、政治的にザハの復権はもはや困難でしょうが……。
 
 惜しむらくは、このビデオをもっと早く公開すればよかったのではと思います。予想外に質が高く、例えば歩廊のイメージなど、コストで揉める前に丁寧に説明していれば状況は確実に変わっていたのではないでしょうか。
 
<了>

取材・文 澤山大輔[アスリートナレッジ編集部]
Photo by O Palsson』
http://athlete-knowledge.jp/reports/332

https://www.youtube.com/watch?v=bRMcOdIS7Ts

ビデオプレゼンテーションとレポート―新国立競技場 東京 日本

本職ではない私でも、これ以上の建物はできないだろう・・・と思えるプレゼン。

マスコミの「公共事業叩き」と「安倍政権叩き」に利用された、哀れな競技場と建築家に見える。
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