スポーツアニメが栄えている理由、

最近ラグビー漫画のアニメ化が決定したみたいで、ＴＶ放送されれば日本初になるのだそうだ、

最近、スポーツアニメが熱い！ボクが知ってるだけでも野球なら大振り、ダイヤのＡ、バスケだと黒子、テニスならベイビーステップ、アメフトならアイシールド、サッカーも翼だけでは無いらしい、珍しい分野では自転車レースの弱ペダとか、水泳のフリーとか、

確かに、20世紀にもスポーツアニメはあった、でも例えば野球アニメだと正直ピッチャーとバッターとキャッチャーだけで殆ど成立してしまっているようなのが常と言って良い状態で、

世紀末にスポーツ漫画の金字塔と呼んでも過言では無いスラダンが出たけど残念ながらアニメ化は部分的な物にとどまった。

それが最近は野球にしても3人で成立するような物ではなく、他のスポーツ漫画もかなりリアルな路線で、それがアニメ化されているという感じがする。

理由としては恐らく、ここ最近の激しい気候変動や天災地災の頻発や、やや緊張を増してきた国内政治情勢等に配慮した物ではないか？と個人的には考えている。

例えばエヴァのセカンドインパクトなんか、今製作するとなるとその表現方法はかなり神経質にならざるを得ないと思う。

甲殻なんかも、今から製作となると「いや、その表現はチョット・・・、」みたいな制限事項が多々出てくるように思う。

場所が地球であれ宇宙であれ他の次元であれドンパチやるのも少なくともＴＶではチョット・・・、って感じなのでは無いだろうか？

ＯＶＡならいざしらず、ただ、コレは資金の回収がかなり難しいんじゃ無いかと？

そう言う意味で出版社サイド、局側として、比較的安心して出せるのがスポーツ系と言うことなのではないだろうか？

しかも内容的になにもドンパチやったり物騒を起こしたりしなくても充分に密な物が出来るようになったこともあり、売り上げも漫画の段階で充分に採算が取れているという実績と知名度が出ている作品が増えたこともあり、ＴＶ放送アニメとしてはスポーツ系が選ばれる傾向が生じたのでは無いか？と、思う。

これを機会にスポーツ系がその裾野を広げるのは良いことだと思う、勿論表現は多様性を持つに越したことは無く、いずれ天候気候も含めて世の中が穏やかになるか、それとも現状に慣れるかしてしまえば他分野も再び息を吹き返すだろうと思う。

でも、スポーツ漫画やアニメの黄金期が少しくらい在ってもそれはそれで良いのでは無いかと思う。