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2015年09月22日10:04

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前シリーズほど面白くないのはなぜか?

ブラタモリ タモリには台本渡さず。ロケ地知るのは当日朝
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=125&from=diary&id=3627782
はっきりいって、いよいよ東京を出るのか、ひょっとしたら年末年始の特番は海外か?とまで期待していたのだが、ここまで見てきていえるのは、前シーズンほど面白くない、ということだ。それはなぜなんだろう?

各地の隠された歴史、忘れ去られた土地の記憶などをいまの町並みに残る微妙な痕跡から探り出す、そういう探偵小説に似たサスペンスが、前シリーズの東京編にはあった。

しかし、全国編になって感じるのは、この街はなぜこんなふうになっているんですか?という専門家の問いに、たぶんこういうことじゃないの?というタモリの答えがほとんど正解!意外性、サプライズの感動に欠けるのだ、これはもちろんタモリの責任ではなく、リサーチが浅いのと、それをいかに仕掛けていくかの構成が、タモリの知性に及ばないからなのだろうが。

だからややマニアックな、グルメリポートのない観光案内になってしまって、東京の街を、古地図を手がかりに歩き回る、前シリーズの、ハラハラドキドキとは雲泥の差だ。

前シリーズのなかで、古地図にある池を探していて、外人専用マンションの敷地のなかに入らないと確かめようがない、それを交渉して、何階かにあるお宅にまで上がって、バルコニーから下を見ると、そこに池があった!というシーンが忘れられない。

先日放送されたばかりの軽井沢編も、あの川の地層のほかは、この20年私が歩いてきた場所ばかり(あの教会も、テニスコートも、靴屋さんも、旧軽銀座も)なのだが、ラストの、やっぱり別荘は海のそばがいいんだよね!というタモリのひとことが象徴していた。だれが見ても海好きのタモリをも感動させて、ああ、ここに別荘があったら楽しいだろうなあ!と思わせるだけの切り口に欠けるのだ。

確かディレクターが代わったようなのだが、そういうところがこの番組全体の構成に影響しているのかもしれない。






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