2015/9/18金 18:30- 東京文化会館
ジュゼッペ・ヴェルディ作曲
Giuseppe Verdi
「マクベス」
MACBETH
全4幕 Opera in four Acts
台本：フランチェスコ・マリア・ピアーヴェ
Libretto : Francesco Maria Piave
After the play by William Shakespeare
指揮 アントニオ・パッパーノ
Conductor Antonio Pappano
演出 フィリダ・ロイド
Director Phyllida Lloyd
再演監督 ダニエル・ドーナー
Revival Director Daniel Dooner
美術 アンソニー・ワード
Designs Anthony Ward
照明 ポール・コンスタブル
Lighting design Paule Constable
振付 マイケル・キーガン＝ドラン
Choreographer Michael Keegan-Dolan
再演振付 キルスティ・タップ
Revival Choreographer Kirsty Tapp
殺陣 テリー・キング
Fight Director Terry King
殺陣（アシスタント） ロックハート・オグルヴィ
Assistant Fight Director Lockhart Ogilvie
合唱監督 レナート・バルサドンナ
Chorus Director Renato Balsadonna
コンサートマスター ヴァスコ・ヴァシレフ
Concert Master Vasko Vassilev
マクベス サイモン・キーンリサイド
Macbeth Simon Keenlyside
マクベス夫人 リュドミラ・モナスティルスカ
Lady Macbeth Liudmyla Monastyrska
バンクォー ライモンド・アチェト
Banquo Raymond Aceto
マクダフ テオドール・イリンカイ
Macduff Teodor Ilincai
マルコム サミュエル・サッカー
Malcolm Samuel Sakker
医師 ジフーン・キム
Doctor Jihoon Kim
夫人の侍女 アヌーシュ・ホヴァニシアン
Lady in Waiting Anush Hovhannisyan
刺客 オーレ・ゼッターストレーム
Assassin Olle Zetterström
伝令／亡霊1 ジョナサン・フィッシャー
Servant/Apparition�� Jonathan Fisher
亡霊2、亡霊3 野沢晴海、鈴木一瑳 （NHK東京児童合唱団）
Apparition��,�� Harumi Nozawa, Issa Suzuki (NHK Tokyo Children Chorus)
ダンカン王 イアン・リンゼイ
Duncan Ian Lindsay
ロイヤル・オペラ合唱団 / ロイヤル・オペラハウス管弦楽団
Royal Opera Chorus / Orchestra of the Royal Opera House
◆上演時間◆
第1幕、第2幕 Act 1, Act 2
18:30 - 20:00
休憩 25分
第3幕、第4幕 Act 3, Act 4
20:25 -21:35
英国ロイヤルオペラ、ドン・ジョヴァンニの次の日にマクベスを観てまいりました。（平日の夜、二日連続でオペラを観るのは、なかなか体力的にしんどかったです。） この日はオペラ体験シートという、NBSの公演会場で販売していた、席が当日まで分からないというチケットでした。が、これがなかなかの良席。3階Rの最後列でRの中央あたりでしたが、視界もよく、40,000円以上のお席がほぼ半額。うーん、これだと毎回体験シートにしちゃおうかなという気になります。採算を考えるといろいろ事情はあるのでしょうが、もう少し一般人が買いやすいお値段の設定の席を増やして、定価で買う人を増やした方がいいのではないでしょうかね・・・。
さて、本題のマクベス。マクベス夫人のモナスティルスカが超絶すごかった、に尽きる公演でした。この方、とにかく演技も声もまったく揺るぎがない。声量も豊かではありますが、でも、弱音が物凄く繊細でしかもドラマティック。鳥肌立ちました。うー、本当にすごかった・・・。他の役でも、是非聴いてみたいと強く思わされました。
キーンリサイド、降板が続いていたとかで来日してくれるか心配だったのですが、来てくれてありがとう！男らしくてまっすぐな、でもそのまっすぐさが哀しい、割と知的なマクベスだったような気がします。キーンリサイド、弱っちいところより、最後の開き直ったところの方が似合っていたような。ぴりっとした役も聴いてみたいなー。歌は、モナスティルスカの凄さと比較するとちょっと印象が薄く、絶好調というわけではないんだな、と思いましたが。
他では、マクダフ役のイリンカイがなかなか聴かせてくれました。合唱は、何だか魔女の人達がちょっとバラバラだったかな？それともああいうものだったのかしら。
NHKホールと比べると、文化会館はやっぱり、オケの音がきれいに聴こえるなと思いました。うーん、収容人数の問題なのだろうけど、NHKホールでオペラの引っ越し公演やるのはやっぱり避けてほしいと思ってしまいます。NHKって本社ビル建て替えるという話ですが、そのときホールも、収容人数が多いけど音がよくて見やすいものに建て替えてくれないかなあ。
ログインしてコメントを確認・投稿する