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2015年09月18日07:28

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クレヨンしんちゃんの死んだ山

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 国道254号線を群馬県から長野県に向かって走ると県境の手前で連続するカーブの道になる。 その時の車窓に一際目立つ山がある。 日本の他の山には例を見ない凄い形をしている山だから見た人は絶対に忘れない山だ。 その山は国道の連続カーブが終わる県境の内山トンネルまでず〜っと見えている。
 とにかく凄い形をしている山だ。 西部劇に出てくるテーブルマウンテンのような形状をしているが、米国西部のような乾燥地帯ではないので日本のテーブルマウンテンにはちゃんと木が生えている。 しかし下から見上げるその山はどうやって登るのだexclamation & questionあせあせ(飛び散る汗)と思うほど難攻不落に見える。 一部の特殊な技術を持つ人にしか無理ではないかexclamation & questionあせあせ(飛び散る汗)と長年思っていた。
 その山の名は荒船山と言う。 荒波に漕ぎ出した船のような形をしていると言う意味らしい。 そう言えば船の先端部に見えなくもない。 随分巨大な船だが....。 
 しかし登山をやり始めてこの山が案外簡単に登れる山であると言うのを知った。 登山口の内山峠から歩いて二時間足らずであの断崖絶壁の上に立てる。 あそこに立てば登山征服感は満喫出来るだろう。 


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 数年前にクレヨンしんちゃんの作者の臼井儀人がこの山で転落死したと言うので有名になった。 クレヨンしんちゃんの後にも写真家が転落しているし他にも何人か転落死している。
 しかし登山コースが危険な山と言う訳ではない。 普通にハイキング程度で登れる山だ。 但し一箇所だけ危険な場所がある。 下から見上げて目立つあの断崖絶壁である。 艫岩展望台と言う場所だ。 クレヨンしんちゃんの作者もあそこから転落したのだろう。
 断崖絶壁のスリル感満点の場所だが柵もロープも命綱も何も無い。 自然の断崖絶壁そのまんまだから崖っぷちに近付くと危険だ。 分かっていてもみんなギリギリまで行って下を覗きたくなるのだろう。 
 艫岩展望台とその近くにある避難小屋には転落注意の張り紙が至る所に貼ってある。 しかし断崖絶壁の崖っぷちに柵を作るとかロープを張るとかは一切やっていない。 落ちる奴は自己責任と言う事かexclamation & questionたらーっ(汗) 私は高所恐怖症なので崖っぷちに近付きたいとは思わないが。 


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 登山口は国道254号線の旧道の内山峠である。 ここに車が十数台停められる駐車場がある。 入口に熊出没注意の看板がある。 転落の危険よりも熊の危険の方が下゛ん実的なのかもexclamation & questionたらーっ(汗)


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 しばらくは展望のない林の中の道を歩く。 なだらかな道で歩きやすい。

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 やがて登山道は少しずつアップダウンを繰り返して険しくなってくる。 時々木々の間から展望が開ける。 


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 三十分ほど歩くと目の前に大きな岩が立ちはだかる。 この岩は何かの修行の場だったらしいが登山道はこれを右側に進む。 実は左側にも道があり、間違って最初はそちらに行ってしまった。 途中で道が不明瞭になり「これはおかしい」と思い直して戻ったら本当の登山道を発見した。 そのまま進んでいたら何処に向かったのか考えるのが恐ろしい。


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 この道が本来の登山道だった。 これが最初分からなかった。 道迷い防止の為にもっと明確にこちらが登山道であると言う看板を設置すべきである。 


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 この辺りから道がだんだん急な道になる。 所々木々の間から景色が見える。


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 一杯水という場所に到着する。 ここから登山道は梯子やロープと鎖が連続する山場に入る。 本格的になって来た。 こうじゃないと登山らしくない。 しばらくは急な登山道を歩く事になる。


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 やがて道は平坦な登山道になる。 どうやら登りきったらしい。 後はだらだらとした登山道を進むだけである。


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 登山道からちょっと左側に行くと断崖絶壁である。 ちょっと展望ポイントらしい所に行ってみる。 転落注意の看板がある。


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 艫岩展望台に到着する。 内山峠から一時間半のコースタイムを一時間十分で到着した。 まずまずのペースである。 


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 艫岩展望台からの眺め....素晴らしい展望であるが正面に見えるはずの浅間山がよく分からない。 眼下に連続カーブしている国道254号線が見える。


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 浅間山はよく分からないが特徴的な形の妙義山ははっきり分かる。


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 登る前に荒船山を見上げるように撮影した場所がここだexclamationあせあせ(飛び散る汗)


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 しばらく艫岩からの展望を楽しんだら荒船山の本当の山頂である行塚山に向かう。 道は平坦で歩きやすくテーブルマウンテンの上を歩いているのを実感する。


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 テーブルマウンテンの上にも川が流れているんですね〜。


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 林の中をしばらく歩くと林が切れて開けた場所に出る。 ここには大昔に諏訪大社の神様と関東の鹿島神宮と香取神宮の神様が戦う寸前に和議を結んだと言う謂れの記念碑が立っている。


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 さらに進むと小さな祠がある。 柏手を打ち挨拶して進む。


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 艫岩から三十分ほど平坦な登山道を進むと行塚山の分岐に出る。 


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 分岐からは登りとなる。 


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 分岐点から十分ほどで行塚山の山頂に到着するが、山頂には地味な山頂標柱と二等三角点と祠があるだけである。 木々に覆われて展望が効かない地味な山頂だ。 一応山頂だから証拠写真を撮影しておく。


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 木々の間からかろうじて向こうが見える。 


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 山頂に美味そうなキノコ発見。 晩飯のオカズにしようかなexclamation & questionたらーっ(汗)(自爆)


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 同じ道を下山してまた分岐に戻る。


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 分岐からはまた平坦なテーブルマウンテンの上を歩く。 来る時に通過した小さな祠、記念碑、小川を通過して艫岩展望台の避難小屋に到着する。


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 艫岩展望台でまた写真撮影タイム。(笑)


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 転落しない程度に崖っぷちに進んで下を撮影する。


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 先程撮影しなかった艫岩展望台での証拠写真を撮影するが、大きさの感覚が分からないので首が入ってなかったり体が小さすぎたりでなかなか上手くいかない。 躓いて後ろに倒れたらと考えるとあまり崖に近付けないあせあせ(飛び散る汗)たらーっ(汗)


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 標柱がある方は大きさの見当がつくので割と上手く撮影できる。


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 撮影終了して下山する。 右側が断崖絶壁である。


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 来る時に分からなかった絶景ポイントを発見する。


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 うぐおおおおお.....。 言葉にならないほど恐ろしいexclamation ×2 将に断崖絶壁だexclamation ×2あせあせ(飛び散る汗)たらーっ(汗) ここから落ちたら確実に死ぬな。たらーっ(汗) クレヨンしんちゃんもこの断崖絶壁を転落してしまったのか.....。
 しかし転落して発見されるまで数日掛かって一時は失踪説も出たらしい。 上から発見しようとすると身を乗り出して自分も転落するから発見が遅れたのかも知れない。


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 撮影終了してまた下山する。 一杯水まではかなり急な下りだから慎重に下山する。


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 行きに通った道を戻るだけだが疲労が蓄積しているから帰り道が遠く感じる。 なかなか中間地点に到着しない。


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 やっと林の間から駐車場が見えた。 ようやく下山である。 たくさん停まっていた登山者の車は一台も無くなり私の車だけだった。 


 荒船山は全行程で四時間二十分の登山だった。 半日コースの楽な登山である。 山頂はしょ〜もなかったから荒船山は艫岩展望台まで行けば充分だ。 そこまでの往復ならば三時間半で済むだろう。
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