キニナルニュース　(第1742回)

安保法案、参院特別委で可決
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=3621220

私はこんなやり方だと反対だ

賛成側は
日本を守るための法案だという
それは分かる( ・∀・)
世界の情勢は
戦後70年前よりも変わっているのは確かだ
中国や北朝鮮などの近隣国が変化し
世界で問題になっているイスラム国が生まれた
彼らの対応を
今のままの法律で対処するには
難しいだろうなと思うからだ
しかし、そもそも論から入るけど
この法案は
多くの憲法学者が言うように違憲なのだろう
だが、政府や与党は「解釈を変える」という方法で
憲法を変えて
この法案を可決に動かした
憲法というのは
法治国家の日本において
そんなに簡単に変えて良いのだろうか？
私は
憲法は法治国家の大原則という風に印象を受けている
なのに、個々の考え方で憲法を変えられる…
これでは憲法なんか必要ないのではないだろうか？と思う
正式に憲法を変えるならまだしも
これだけ
日本の未来を決めるほどの重要な法案を
上記のやり方で行って良いのだろうか？

さらに、政治のプロである大臣や総理が
野党の質疑応答で
答弁が答えない、アヤフヤ、二転三転する
野党が請求した資料が黒塗りにされている
こんな質が酷く、量だけ稼いだ質疑応答に
何の意味があるのだろう？
また、国民に説明していかなければならないと言っていた政府が
国民の理解が深まっていないと
理解していたのにも関わらず
強行可決をした
正直、このような行動や質疑応答しか出来ない
与党と政府の「日本を守るため」という言葉を
どう信じられるわけがない

内容にも疑問が残る
ニュースで見ただけで
詳しく知っているわけではないが
総理が言っていたが
集団的自衛権になれば
日本が攻撃を受けていなくても
危険と判断すれば攻撃をすることができる
これは、他国からすれば
どんなことを言われようと先制攻撃だと思うだろう
また、アメリカなどの同盟国が他国の攻撃を受ければ
攻撃を受けていなくても
日本は攻撃をすることができる
これは、相手からすれば大義名分を与えたことになり
矛先が同盟国から日本に向くだろう
こうなれば待っているのは戦争だ

私は、戦争は可能性やキッカケであっても
起こしてはいけない物と私は思う
しかし、この法案は
低くても
その可能性を生み出してしまうものと思っている
また、政府は、自衛隊が戦いに参加する時は
アメリカの後方支援などの武力供給に徹するから安全だと言っているが
元自衛官は
戦いにおいて武力供給などは一番狙われやすいと言っていた
また、今は変えたが
総理や防衛大臣は当初
今までよりもリスクは生まれないと発言していた
私はそれを聞いた時
そんなわけがないだろう思った
直接、紛争の地域に飛び込むのだから増えないわけがない
その発言からも認識の甘さがにじみ出ている
危険が増えるはずなのに増えないという
そんなことを言う
人間達の言葉なんかに信用なんか生まれない

そして、果たして
日本がアメリカと同じことをして良いのだろうか？
アメリカは昔から他国の紛争に参加している
そのせいなのは分からないが
反米という国が多くある
普通、そんな国は攻撃を受けそうだが受けてはいない
私が思うに
攻撃を受けないのは、アメリカという存在自体が
抑止力なっているからと思う
ならば、日本はどうだろう？
アメリカと比べたら何もかもが小さい
軍事力、国土、国民の数…
唯一、戦えるのは経済力ぐらいだ
そんな日本が
アメリカと同じことをすれば
戦争が起きてしまうのではないかと思うのは当然だ
懸念材料があり過ぎる

世界情勢が変わると同時に
日本の対応も変えて行かなければならないと思う
それは分かる
たが、日本は日本の適切なやり方や
軍事力の限界があると思う
それらについて、議論をしないといけないし
重要な法案だからこそ
全ての国民とは言わないが
過半数の国民が納得できるほどの
答弁や説明をしなければならないと思う
それが、強力な権力を持つ政治家の責任のはずだ
それを無視しての強行可決など
無知で無責任と言えるだろう
そして、もしこの法案で戦争が起きてしまった場合
与党と政府はどのような責任を取るのだろう
議員を辞めるだけで
責任が取れるというのなら
笑い話も良いとこだ
私からすれば、彼らの命を奪っても
到底、責任なんか取れはしない
戦争はそれほど悲惨なものなのだ

最後に…
このままだと遅かれ早かれ
この法案は成立してしまうだろう
これから大事なのは
この法案に賛成をしてる人反対をしてる人の国民一人一人がこの事ををしっかりと認識し
次に活かさないといけない
良くも悪くも
この事は忘れてはいけない