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2015年09月14日16:12

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9月13日カンブルラン・読響・トリスタンとイゾルデ

読売日本交響楽団第585回名曲シリーズ

日時2015年9月13日(日) 15:00 開演

ワーグナー: 楽劇『トリスタンとイゾルデ』(全3幕/演奏会形式・字幕付き)

指揮シルヴァン・カンブルラン

トリスタン:エリン・ケイヴス
イゾルデ:レイチェル・ニコルズ
ブランゲーネ:クラウディア・マーンケ
クルヴェナル:石野繁生
マルケ:アッティラ・ユン
メロート:アンドレ・モルシュ

牧童、舵手、若い水夫:与儀巧

男声合唱:新国立劇場合唱団

読売日本交響楽団

私の好きなドロッとした官能的なワーグナーとは対極をなすカラッとした
健康的なワーグナーだった。

オケはよく鳴っており、指揮者とオケのこの演奏会への意気込みが感じられる。
歌手では、マルケ王のユンが圧倒的な声量で存在感を見せつけた。
イゾルデのニコルズもまずまず。トリスタンのケイヴスは声量不足。欧米の歌劇場なら
ブーイングが飛んだことだろう。
特筆すべきは新国合唱団だ。第1幕しか出番はないが、そのレベルの高さを見せつけた。
おそらく世界でもトップクラスの団体だろう。
カンブルランの作るワーグナーは明瞭で影がない。こんなに明るいワーグナーで
いいのかなと感じる場面もあった。
オケが主役の演奏会なので仕方がないが、歌手の声がかき消されてオケがうるさく
感じた。やはりワーグナーを演奏するにはオケは舞台下に閉じ込めて、ついでに
蓋をするくらいでちょうどいいかもしれない。
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