第1814回 定期公演 Cプログラム
2015年9月12日(土)開演 3:00pm
NHKホール
ラフマニノフ/ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 作品30
ドヴォルザーク/交響曲 第8番 ト長調 作品88
指揮:広上淳一
ピアノ:ニコライ・ルガンスキー
1.ラフマニノフ
以前、ルガンスキーでラヴェルの左手のための協奏曲を聴いたことがある。
その際は色彩豊かな音色を楽しんだ。今回も期待していたのだが、
オケと張り合おうとする気が強いのか、フォルテッシモの音が割れて汚い。
弱音が美しいだけに惜しい気がする。
アンコールの小品はよかった。
2、ドボ8
N響の金管がすばらしい。ついこの間まで在京最弱の金管だったのがうそのようだ。
弦はもともとうまいので、相対的に木管が弱く感じる。
ラジオ体操のような広上の指揮姿は、やや滑稽に見えるが、オケの音を
十分に引き出している。ただ主旋律を十分には歌わせなかったり、妙なところで
テンポを落としたして自己主張を入れているようだ。
ボヘミア感のないアメリカてきなきらびやかなドボ8であった。
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