水害現場で相次ぐ空き巣、夫の形見まで盗難 茨城・常総
2015年09月13日 19:51 朝日新聞デジタル
水害に襲われた茨城県常総市内で空き巣の被害が相次いでいる。常総署によると、11、12両日で計十数件の被害が届けられたという。被害に遭った人たちは、「水害に追い打ちをかける行為で許せない」と憤っている。
「やられた!」。11日朝、常総市原宿の会社員男性(48)は、25時間ぶりに戻った自宅の窓ガラスが割られているのに気付いた。室内は荒らされ、タンスにあったはずの財布がテーブルに置かれ、現金1万円が抜き取られていた。
2軒隣のパート女性(52)も自宅ドアがこじ開けられ、現金やバッグ、パソコンが消えていた。何よりつらかったのは、14年前にがんで失った夫の形見の腕時計が奪われたことだ。女性は「本当に悔しい」と言いながら、泣いていた。
自宅が浸水し、2階に避難していた常総市小保川の会社員飯島芳浩さん(62)は11日午前2時半ごろ、自宅で泥棒と鉢合わせした。2階の寝室で妻と寝ていると、1階で物音が聞こえた。「救助の人が来たのかな」。懐中電灯で1階の方を照らすと、黄色いヘルメットに作業着を着た男の姿が見えたという。飯島さんが「おい!」と叫ぶと、男は逃げていった。
飯島さんが1階に下りると、タンスなどあらゆる引き出しが開けられていた。幸い、盗まれたものはなかったという。「外は1メートル以上冠水していたのにどうやってきたのか。こんなときを狙うなんて許せない」
防犯のため、浸水した住宅に戻る住民もいる。鬼怒川が決壊した常総市三坂町の60代男性は11日、浸水を免れた2階で一夜を過ごした。男性は眠たそうに目をこすりながら、「水道も電気もだめで、トイレも使えない。でも、空き巣に入られないためには仕方ない」とため息をつく。
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これからの生活も考えられない人が多いのに、
バチ当たりなゲスいことをする野郎がいるもんだ
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