■「原発は環境汚染産業」 小泉元首相、再稼働を批判
(朝日新聞デジタル - 09月12日 22:07)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3613270
日本人には原発はムリだ。組織は腐るし、現場は手を抜く。
というか、除染でさえ組織は腐ってるし、現場は手を抜いている。
あの日、「何十年も人が住めなくなる」と正しいことを言った人は、
コントロールされた感情論で排除されてしまった。
青臭いこと否定して、現実的っぽいことを言うのが「上」の見識と
思っている人が少なくないが、どうかと思う。少なくとも、カッコ悪い。
原発廃止のむずかしさは、代替エネルギーやCO2の問題ではなく、
そこにあった権益を守りたい人たちがたくさんいることや、原発を
肯定していた人たちが過去の自分の判断を否定できないことだろう。
原発の代替エネルギーが今すぐあるかというと、たぶん、ない。
というか、あったら代替してなきゃバカだ。だが、将来もないという
わけではない。その解を探すことに積極的になるべきであって、
原発利権維持を積極的に肯定するというのは、方向性が間違っている。
なお、代替エネルギーだけが問題の解決策ではないことを
忘れてはならない。たとえば、20% の省エネが達成できれば、
その分の発電設備は削減できる。20% の省エネというのは、
省電力に限らないし、その分というのは 20% ではないことにも
留意してほしい。たとえば、化石燃料動力の燃費向上ができれば、
その分のCO2排出量や燃料を発電に回すこともできる。
エアコンの設定温度を1℃上げましょうだけが省エネじゃない。
エネルギーを消費する装置の省エネ技術開発や、社会システムの
変革による省エネの余地は、きっとたくさんある。
脱原発=ソーラーパネル、ではない。
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