鹿島VSFC東京

東京駅からカシマスタジアムまで約2時間と少しで到着。ホームで2-2-だっただけになんとしても勝つか3点以上取るしかない状況。試合開始早々は中々いいペースだったが、開始8分で金崎のミドルシュート、雨でぬれたピッチのためにワンバンドが微妙に不規則だった。GKの榎本の手をはじき、先制点を許してしまった。ボールを奪われてMFの高橋が金崎に振り切られ、MFとDFの隙間を上手くついた金崎にあっぱれ。

これはキツイ。ボールがトップの前田におさまらないで、つぶされてしまう。前田が落としたボールを拾うことができず。ひたすらアントラーズの攻めに耐えるだけの時間が続く。ボールを奪っても、守備に労力が割かれているので、攻めるだけの余力が少ない。パスの出し手と受け手だけの関係になってしまい、ボールを持っていない選手の動きが少なかった。

前半36分、羽生にかえて平山を入れて、ツートップとしてボール受けてを増やす。それでも流れは変わらない。徹底的にパスの受け手を封じられる。中島と東のボールを持っていない動きがあまり効果的ではない。日本代表にとられたCB二人に代わって奈良と吉本はDFとしては優秀だが、森繁や丸山のように展開力がない。

後半に入って前田に代わって小粋なゲームメイクができる河野を投入。河野のところに入れば多少ゲームメイクできるが全般的な流れは変わらない。鹿島の網にかけられている状態。ゴール前でも鹿島の選手が素早くパス交換をしたためにチェックに行けない。そして左右に振られて縦にいいパスが入ってくる。MFとDFの間をまたも金崎に付かれて2失点目、ますます状況が苦しくなった。判断が遅くて中々実力が発揮しきれない中島に代えて橋本を投入。なんとか流れを変えようと試みたが、変えられず、一方的な鹿島ペース。ペナルティエリア内で反則を犯してPKを献上してしまった。ハットトリックを狙った金崎がクロスバーにあててなんとか3点目を当てなかったものの、ロスタイム遠藤の芸術的なミドルシュートを食らって3失点。途中から入った平山も高さで負けてしまっている。FC東京はレギュラーと控えの実力差がある。今回は完全な実力差があった。鹿島から東京駅までの帰りは辛かった。



ナビスコ杯4強戦は鹿島×神戸、G大阪×新潟に決定
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9月6日、『2015Ｊリーグヤマザキナビスコカップ』4強が決まった。連覇を狙うガンバ大阪、自らが持つ最多優勝記録更新となる6度目の優勝を狙う鹿島アントラーズ、そして初の4強入りを果たしたヴィッセル神戸、アルビレックス新潟が準決勝へ名乗りを上げたのだ。

『ナビスコ杯』準決勝 チケット情報

準決勝のカードは鹿島×神戸、G大阪×新潟。準々決勝と同様に、ACL出場による予選リーグ免除組×予選リーグ勝ち上がり組の構図となった。

ここで9月2日・6日に行われた準々決勝を振り返りたい。

鹿島は2試合を通じたゲームメイクで、FC東京に完勝を収めた。前半に相当するアウェイでの9月2日は、どちらに勝ちが転んでもおかしくない内容を反映した2-2に終わった。第2戦はロングパスからカウンターを狙うFC東京に対し、逆に速攻を仕掛ける。MF・金崎夢生の2ゴールと2試合連続得点となるMF・遠藤康のゴールで3-0。7勝1分1敗で首位を走る2ndステージの好調を維持するように、鹿島が3年ぶりの4強入りを果たした。

神戸は初戦2-0のアドバンテージを前半31分で失ってしまう。若手主体から一転、主力を配した柏レイソルに早々に2-0とされてしまう。だが、34分にはFW・レアンドロのゴールで巻き返し、さらに1点を失っても、10番・森岡亮太のフリーキックで、合計4-3とした。得点ランクトップの6得点をマークする渡邉千真を中心に、神戸は攻撃陣が好調をキープする。

G大阪は名古屋グランパスとの死闘を制した。第1戦は宇佐美貴史ら日本代表組4人とMF・遠藤保仁、FW・パトリック、DF・藤春廣輝を欠きながら1-1とした。第2戦も90分を終えて1-1。延長戦でお互いに1得点ずつマークし、勝負はPK戦へ。ここでも互いに譲らず、11人全員がキッカーとなる勝負は10-9とG大阪が薄氷を踏む準決勝進出となった。

新潟は初戦、ホームで苦手・浦和レッズを5-0で粉砕し、勝負あり。山崎亮平&指宿洋史の2トップはともに4ゴールと好調だ。2か月戦線離脱したラファエル・シルバも復帰戦となった準々決勝第1戦でゴールを奪った。ただ、第2戦は0-3と、初戦で見せた決定力が鳴りを潜めたのが気になる。次の準決勝では、試合によっての好不調の波をなくしたいところ。

『ナビスコ杯』準決勝・鹿島アントラーズ×ヴィッセル神戸は10月7日(水)・神戸総合運動公園ユニバー記念競技場、11日(日)・カシマサッカースタジアム、ガンバ大阪×アルビレックス新潟は10月7日(水)・デンカビッグスワンスタジアム、11日(日)・万博記念競技場で開催される。キックオフ時間、チケット発売日は未定。続報を待ちたい。


チケットぴあ