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2015年09月11日16:59

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第54回日本SF大会・米魂

8月28日(金)
午後からバスで米子市に移動。駅前のホテルにチェックイン。近くに食堂のたぐいが見当たらないのでホテルの中のレストランで夕食。風邪気味なので早めに就寝。

8月29日(土)
ホテルに荷物を預けてチェックアウト。喫茶店を探してモーニングサービスの朝食。第54回日本SF大会・米魂の会場・米子コンベンションセンターに行く。会場では等身大のはちゅねさんがお出迎え。受付が始まる直前、琴浦市の展示会場を覗く。わずかな買い物で『琴浦さん』グッズ詰め合わせがおまけについてきた。
前夜、ホテルのレストランにいた人が皆会場にそろっていることに苦笑。

「SF古代生物の島」
荻野慎諧先生・久正人先生・峰守ひろかず先生・富永浩史先生という濃い顔ぶれで架空生物の系統やら生態やら骨格やらを考察。今年は鳥取で開催ということでコナキジジイとかヌラリヒョンとかの妖怪ネタがもりあがる。

「ピアニート公爵トーク&コンサートin米子」
アニメや特撮に使われたクラシック、アニメ『シムーン』の音楽再評価など。会場のとなりでなぜか「ようかい体操第2」が始まってしまったが、ピアニート公爵様はその音を打ち消さんばかりの入魂の演奏を聞かせてくれた(主催者の話によるとこの演奏中、本当に指から出血されて鍵盤が血染めになっていたそうだ)

「宇宙船レッド・ドワーフ号」上映会
この度発売の新作DVDから日本未放映エピソードの吹替版を上映。一部字幕に切り替えて原語での言葉遊びを楽しんだり…しかし相変わらず危ないネタばかりだな、赤い小人さん。

なぜか会場内まで乗り付けて来た最新鋭消防車を見学したり模擬店や展示を回り星雲賞授賞式を見た後、会場を出てホテルにいったん戻り荷物を受け取って皆生温泉に移動。大浴場は工事中のため、男女時間別で到着時は女性のみの時間。部屋のシャワーだけ使って夕食のバイキング。
 温泉につかって一服してから宴会場に移動。地元の酒造会社さんから米子の地酒について米の品種から解説していただく。いい加減お酒が回ったところで池田憲章先生の古典テレビ番組の部屋に。なんだかんだで就寝は1時頃。

8月30日(日)
宿のバイキングで朝食。鳥取県ではニチアサの時間枠がないことを確認。シャトルバスで宿から会場に移動。

「幻想の共同体あれこれ(「江戸しぐさ」等々)
私が講師を務める企画。プロジェクターの起動に手間取っている間にお客様が次々入ってきて立ち見まで出る状況に…これには私の方が驚いた(誠に有難い次第)。ただ、その騒ぎのためにこの企画をセッティングされたちーちゃんママ様が見られなかったというのは残念。
プラトンのアトランティスの話を枕に(ってえらく長い枕だな)、芝三光の江戸っ子、窪田志一の易断政府、楢崎皐月のカタカムナ人、和田喜八郎の荒覇吐族といった幻想の国民たちの特長と彼らを生み出した想像力の方向性について論じるもの。

(長い枕といえば今年の夏コミの企業ブースには全長7メートルの等身大抱き枕がでたそうな)

サイン会
4人ならびで左隣が山本弘先生・勝山海百合先生、右隣が今年の星雲賞受賞者の藤井大洋先生って小説家でさえない私にはプレッシャーかかりすぎw(光栄なことではありますが) 書店が『江戸しぐさの正体』の部数を確保できなかったということで主に色紙にサイン。それでも並んで下さった皆様に感謝するしかない。

「池田憲章の90分1本勝負・日本特撮編」
サイン会の後片付けを終えて途中からの入場。貴重な資料がぞくぞく出て来て息をのむばかり。資料写真をいくら出しても出したりない、いくら語っても語り足りない風情の池田先生を抑え込む司会の力技。これどう考えて90分でおさまる企画ではないだろ。

「まんだん!(鳥取漫画談義)〜竹内寛行範『墓場の鬼太郎』を語る〜」
galleryさんの企画にゲストとして参加。竹内版貸本鬼太郎を紹介するだけでなく竹内版貸本鬼太郎に関する鬼太郎関連文献での言及(これが水木先生本人の証言さえ本毎に食い違っていたりする)を突き合わせることで2つの「鬼太郎」が並立しえた事情を推理、さらに水木版貸本鬼太郎・竹内版貸本鬼太郎それぞれの刊行を時系列で示すこと(奥付などの情報がいい加減な貸本漫画ではかなりの苦労)で同時代的にはどちらの「鬼太郎」が読者の支持を得ていたかという問題にまで立ち入って考察するという内容。私は茶々入れさせてもらいましたが面白かった。結論:一番ずぶといのは水木先生


閉会後は米子駅に移動。バスを待ちながら一服。広島に帰り着いた時はすっかり暗くなっていた。

楽しい催しでした。ちーちゃんママ様、galley様、お世話になった皆さま、ありがとうございます。

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