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2015年09月07日10:10

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小説講座でよく言われるようになったこと

ついつい気になるネットの反応への対処法は? 森奈津子先生「2ちゃん気にしすぎで潰れたレーベルがある」 [オタ女]
http://news.nicovideo.jp/watch/nw1779751?ver=video_q

こういうネタを見る毎に、榊一郎先生からいただいた言葉を思い出すようにしている。
「作家は一文字一文字金をもらっているんだから、タダで書き込んでいる人の意見なんて真に受ける必要がない」

あと、最近講座の指導でもよく言われるようになったのが、以下の意見。
『20代以上のオタクの意見は真に受けない(ライトノベル作法研究所)』
http://www.raitonoveru.jp/howto1/sell/08.html
●20代以上の読書好き、オタクが求める物

ハードな鬱展開(絶望、心の痛みがテーマ)
読み応えのある文章
知的な謎解き
性的表現
暗さ、重さ

●10代の文学初心者、オタクが求める物

健全な作風(勧善懲悪、愛情がテーマ)
わかりやすい文章
爽快感、笑い
萌え
楽しさ、明るさ

・ライトノベルは芸術ではなく『商品』。
後世で芸術として評価されるとしたら『商品』として成功して大勢の人に支持された場合のみ。

・読み応えのあるレーベルを目指すと、かえって客離れを起こしてジャンルが廃れてしまう。
SFとミステリは、実際それで絶滅しかけた。
だから、10代をターゲットしているのは、顧客の確保と「ジャンルの保護」が目的。

オレは、これに「ゲーム」も含めたい。
難易度がハード方面に偏りしすぎて、遊びづらくなっている。
ゲーセン言っても若い人はSTGで遊んでいない。そもそもわかりやすいSTG自体がない。
格ゲーも「遊ぶ前に覚えることが多すぎる」から、とっつきにくい。
だから、「チュートリアルシステム」ってある意味、弊害なんだなと。
スタートをしたらすぐ遊べないってのはストレスだ。

・読者の意見を聞く場合は、意見の中身そのものではなく、読者の属性や、どういった動機に基づいて発言をしているのか、まで考える。

これらは最近、どの先生からも言われる。
「中高生に向けて書くというのは、実はすごく大事で大変だ」と。
それくらい顧客は離れている。だから各出版社は色々考えてる。
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