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2015年09月07日02:57

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難民問題

ここ数日と言うか、本当はだいぶ前から難民の話がニュースとして流れてくる。ここ数日この話が大きくなったのは、幼い子供の死亡記事からである。

ここドイツに来るまではこのような国だとは思わなかったのだが、大都市と限らずに地方都市でも「ドイツ人」と見かけではわからない人たちがたくさんいる。昔、ニューヨークが人種のるつぼであるといわれてたが、ここドイツも似たようなものである。
先の大戦後50万人からのトルコ人労働者を受けいれたのが始まりのようである。労働力としてドイツがトルコにお願いをして呼び寄せたというのが実情らしい。本当はトルコに帰る前提だったらしいのだが、家族を呼び親戚を呼び寄せ、そして居残りとものすごい数になったらしい。そしてその家族の中でドイツで生まれた子供はドイツ国籍が取れるわけだ。
アフリカ系の黒人の人たちも見かけるし、アラブ系の人たちもいる。もちろん彼らすべてがドイツ国籍を持っているわけではないだろうが、あちこちで見かける。アジア人もそうである。おいらもその1人であるが、国籍は日本のままであるので…海外在留の日本人である。そんなこたぁどうでもいい。

そんな国で今また難民問題で揺れている。ドイツ人同僚たちはこのニュースを聞くと「難民が…」とぶつぶつ言うのである。払っている税金が難民に持っていかれてしまうという問題である。

長期失業者にも手厚い給付をする。それは正規に在独している外国人に対しても同じである。それが社会問題となっている。失業手当や生活保護を受けるほうが下手な仕事に就くよりもよっぽどいい生活ができるからだ。そんなわけで、その社会保障を狙ってくる外国人問題が顕著化している。まぁ長期失業しているドイツ人に対してもその矛先はむけれれているのだが。
そして受け入れている難民に対してもかなりの生活保護を支給するのである。もちろん登録までに時間がかかるであろうし、期間を制限はしているとは思うが。難民の数は十数万と聞く。

それでも今のところ国家財政はトントンらしい。プラスマイナス0付近をうろうろしているようではあるが。

難民を受け入れ教育を施し成績のいい人たちに国籍を与え又は労働許可を与え自国の働き手として受け入れるのはどうであろう。税の入りは増えるであろうし、いいのではないであろうか。
問題はやはり宗教の問題や生活環境の違いによる問題であると思う。そんなところに牙をむくのがネオナチの連中である。
宗教問題で対立して、特にアラブ系の人たちは、帰国するとISなどに誘い込まれてしまうわけで、これもまた頭の痛い問題である。

世界を見つめられるような教育を施し、祖国に帰してあげてその国を発展させられれば一番いいと思うのだが、おいらのようなもんが考えるより難しい問題があちこちに散らばっているのだろう。

争いのない世界を作るのはどうしたらいいのだろうか。
難民の人たちに何かしてあげられることはあるのかんなぁ…とりあえず募金しときましょ。
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