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2015年09月06日22:31

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いつか笑顔のキミに会いたい…

この写真は、トルコのカメラマン、オスマン・サーリ氏が撮影したものです。

シリアの難民キャンプにて、取材に訪れていたジャーナリストが、そこに生活する4歳の少女に望遠レンズのカメラを向けたら、その少女はそれを銃だと思って、両手を挙げた、

というものです。



国際協力やボランティアの現場やレポートではよく、

「子供達の無垢な笑顔」

という表現が使われ、

「厳しい現実の中でもこんなにも素敵な子供達の笑顔」

に、涙ぐんだりします。

そして、自分自身も、実はそんなことをよく言ってたりします。

きれいごとである前に、それもまた事実だから、

それはそれでひとつの大切な、守るべき現実であったりします。

でも、



この少女には、

その「無垢な笑顔」はありません。

見知らぬ外国人の機械(カメラ)を、銃だと思い、ただ無言で両手を上げたのです。

まるで「無抵抗」を表現するかのように。

子供達の無垢な笑顔を、

純粋な感情を、

困難な現実や恐怖が奪ってしまったのです。

わずか4歳の少女が、自分をとりまく厳しい現実を自覚し、

自分の命が危険に晒されていると思い、身を守る行動を取った。

まだ物心もつかないうちから、生まれた国が戦禍にまみれている、

そんな環境の中で生きていかなければならないこの少女の心には、

いったいどれほどの恐怖と混乱が渦巻いているのだろう。



自分には今、何ができるのだろう。

改めて考えてしまいます。

あまりにも小さな、自分の力に、途方に暮れてしまいます。

それでも、

この現実を知り、

考え、

自分なりに心に刻みつけていこうと思います。

いつか、そんな思いが、

みんなの思いが、

繋がり、大きな力となり、

世界が平和に、笑顔であふれることを祈って…



いつかまた、

この少女に、

安心した、心からの笑顔が戻るよう、、、









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