リジー・ボーデン事件

THEATRE1010ミニシアターで開催されたガキさん主演の舞台「リジー・ボーデン事件」を8/29の最終日に観て来ました。

リジー・ボーデン事件とは、1892年アメリカでボーデン夫妻が殺害され、次女のリジーが起訴されたものの無罪となり、犯人不明となっている実在の事件だそうです。

この舞台は、事件の十年後、リジー（ガキさん）に友人の女優が真相を尋ねたところ、「当時の事情は全て話しているから、自分でリジーの役を演じてみれば？」との答え。
ということで、劇中劇が始まり、友人が当時のリジー、リジー（ガキさん）が一家で働いていたお手伝いさんを演じて進行されました。
とは言え、要所要所ではリジー（ガキさん）が当時の心境とかを演じていましたが。

THEATRE1010ミニシアターって、通常の舞台とは違いステージ部分を取り囲む様に３方向で同じ床面に椅子を並べ客席としたもの（２列目は少し高くしてありましたが）。
１列目で観ると手を伸ばすと役者さんに触れる距離。
以前、青山円形劇場でエチュードをやった時、色々な方向から間近で観られましたが、近いし同じ床なので臨場感たっぷり。

で、この作品は、リジー犯人説に立って作られているので、リジーが殺害を行うまでの心情とか演じられていて、会場全体の緊張感が感じられました。
１列目で昼夜観たので、時々ガキさんと目線が合いましたが、そこにはリジーが居たって感じ。

ガキさんの演技も良かったけど、友人役の田中さんも熱演でした。


昼公演ではカーテンコール後に特に挨拶もなく捌けて行ったので、こういう作品だし挨拶は無いものだと思いました。
しかし、夜公演は流石に千秋楽とあって、２度目のカーテンコールでキャスト一人一人の挨拶。
そして、拍手がやまず３度目のカーテンコールはスタオベでした。

休憩時間に廊下でよく見かける方とすれ違いましたが、ライブのバンドメンバーのリーさんでした。